こんにちは!あまがみ
数あるサイトの中から当ブログを選んでいただきありがとうございます!
このブログではゴルフ用品販売歴10年以上のあまがみが、失敗しないゴルフ用品の選び方を発信しています♪
ゴルフ業界では9月~12月は各メーカーゴルフクラブの新製品が多く出る時期です。
私が働いている店舗も続々試打クラブが入荷してます
その中で本日紹介するのは約3年ぶりとなるPINGの新作
G430シリーズのフェアウェイウッドです!
おっ!満を持して登場だね♪
PINGのクラブ発売は他メーカーと違いかなり不定期なんです。理由は前作を上回るクラブができないとトップから発売許可が下りないとのことです!
なので当然メーカーとしても相当な自信作ということになります!
今回この記事ではPING公認フィッターのあまがみがこのG430フェアウェイウッドのスペックや特徴を解説していきます。
https://amagami-golfgear-labo.jp/g430driverhyouka-20221018/
https://amagami-golfgear-labo.jp/pingg430ironhyouka-20221117/
https://amagami-golfgear-labo.jp/pingg430hybridreview-20221231/
PING G430フェアウェイウッドの種類と総評
ここではクラブの種類の解説と総評を先にお伝えします。
G430フェアウェイウッドの種類は2種類
現在PING G430シリーズは
- 「究極の直進性」を重視したG430MAX
- 「直進性とつかまり」を重視したG430SFT
前作は#3のみ低スピンタイプのLSTがありましたが、今回はなくなってしまいました…
そして先に今回のG430フェアウェイウッドに対するあまがみの総評をお伝えします。
G430MAXフェアウェイウッドの総評
G430SFTフェアウェイウッドーの総評
PING G430フェアウェイウッドを試打して打ち比べ!
次に実際にG430シリーズ2機種のフェアウェイウッドを打ち比べてみました。
G430シリーズフェアウェイウッドの試打データ比較
気になる試打結果はこちら!
上記のデータはサイドスピンが出ていないのでそちらも含めた試打データを表でまとめました。
G430MAX ALTAJCBBlack | G430SFT ALTAJCBBlack | X-HOT (普段使用クラブ) | |
---|---|---|---|
飛距離(キャリー) | 178.4y | 174.8y | 170.0y |
総飛距離 | 207.5y | 205.0y | 193.3y |
ヘッドスピード | 36.9ms | 36.6ms | 36.4ms |
ボール初速 | 52.2ms | 51.5㎳ | 50.8ms |
打出し角 | 13.8° | 14.4° | 14.0° |
バックスピン量 | 3140rpm | 3300rpm | 2990pm |
サイドスピン量 | 右89rpm | 左125rpm | 右298rpm |
ミート率 | 1.42 | 1.40 | 1.39 |
比較として現在のあまがみ使用クラブX-HOT(純正シャフト)のデータも記載しています。
全体的に両モデルも左右のブレがなく、飛距離も上がっているデータになっています!
G430フェアウェイウッド2機種を試打した感想
実際に打ってみた感想としては
多少のミスショットでも飛距離が落ちない
今回のFWは両モデル共にスイートエリアが広いので打点がばらついても飛距離が落ちにくいです。
会心のあたりと少しダフリ気味のショットでも飛距離の差は10y以内でした!
飛距離のブレが少ないので安心して使うことができます。
振り抜きが非常に良い
今回のクラブは振り抜きが非常によく、テンポよくスイングができます。
データでもあるようにヘッドスピードも向上していますし、ソールの抜けも良いので、ダフリを気にせずショット出来ます。
振り感としては、MAXはヘッドが効いていてヘッドの重さを感じて振っていく感じ。
SFTはヘッドが軽めで楽に振っていける感じでした。
ドライバーのヘッドスピードが40ms以下の人はMAXは少し重たく感じるかもしれないのでSFTがおすすめ♪
左右のブレが少ないのでしっかり振っていける
高慣性モーメントのクラブということもあり、スイング中にヘッドが余計な挙動をしないので、左右の打ち出し角度がかなり安定します!
チーピンやプッシュが本当に出にくい!
また、ギア効果が結構はたらくクラブなので打点がばらついても適正なスピンが入り、左右に多少打出してしまっても戻ってくるので非常に安心感があります♪
弾道の高さも上がりすぎる感じではないですが、トップのミスには強い印象を受けました。
ミスショットが出ても補正能力が高いクラブになっています!
弾き感が強く、打球音も気持ちよい
打球音はそこまで甲高くなく、アスリート層でも心地よいものになっています。
弾き感はかなり高いので打っていて気持ちよいです♪
今回のG430はどのクラブもフィーリングにかなりこだわっている感じですね♪
可変スリーブを活用した裏技を発見!
G430FWは可変スリーブを搭載しているので
- ノーマルのライ角でロフト角を+1.0°or1.5°
- ノーマルのライ角でロフト角を-1.0°
- ライ角を-3°でロフト角を±1°
で調整することができます。
これにより、弾道の高さ、バックスピン量、ソールの抜け、飛距離などを調整できます!
これだけども超便利機能なのですが、あまがみがおすすめなのが、#5ウッドの#4ウッド化です!
ん?どういうこと?
フェアウェイウッドで飛距離を出したい時に#3ウッド(スプーン)を使う方は多いと思いますが、#3ウッドはシャフトが長くロフトも15°前後で立っているので、
- ミート率が落ちる(ボールが当たらない)
- ボールが上がりにくい(トップのミスが出る)
ということで一発の飛距離は出ますが、扱いは難しいクラブといえます。
確かにそうだね。だから私はスプーンは抜いたよ💦
それでもゴルフをしていると、5Wでは距離が足りないシチュエーションが出てきます。
そんな時はG430フェアウェイウッドの可変スリーブを1.5°立てることでロフトがMAXで16.5°、SFTで17.5°になります。
そうすることでG430フェアウェイウッドの#5ウッドをスペック的に#4ウッド化できます!
- シャフトの長さは同じなのでほとんどミート率は変わらない(ボールが当たる)
- ロフトが16.5°or17.5°なので通常の#3ウッドなのでボールが上がりやすい(トップのミスが出にくい)
これで通常の#5ウッドの飛距離より私は10yほど伸びたので#3ウッドを入れなくてもこのスペックのほうが安定して飛距離を出せるようになりました♪
これは本当にお勧めですよ♪
MAXとSFTの違い
最後にG430フェアウェイウッドのMAXとSFTの違いですが、詳しいスペック面は後述しまして、実際に試打してみた感想の違いをまとめました。
万人受けするのはMAXでやさしさを重視するならSFTといった印象でした♪
PING G430フェアウェイウッドのスペック
ここからはG430フェアウェイウッドのスペックをご紹介。
G430シリーズフェアウェイウッドのヘッドスペック
G430MAX | G430SFT | |
---|---|---|
ヘッド素材(ボディ) | 17-4ステンレススチール(ボディ) カーボン(クラウン) | 17-4ステンレススチール(ボディ) カーボン(クラウン) |
ヘッド素材(フェース) | FORGEDマレージング鋼 C300(フェース) | FORGEDマレージング鋼 C300(フェース) |
ヘッド体積(#5) | 165cc | 178cc |
ヘッド構造 | マルチマテリアル構造 | マルチマテリアル構造 |
ロフト | #3 15° #5 18° #7 21° #9 24° | #3 16° #5 19° #7 22° |
ライ角(#5) | 58.0° | 58.5° |
シャフト長(#5) | 42.5 | 42.5 |
総重量(#5) ALTAJCB BLACK・SR装着時 | 316g | 312g |
バランス(#5) ALTAJCB BLACK・SR装着時 | D1 | D0 |
価格 | 税込60,500円 | 税込60,500円 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る |
まず前作のG425フェアウェイウッドとの大きな変更点はクラウンがカーボン素材になったことで重心が低くなり、より安定感が増したところです。
ヘッドはMAXよりSFTのほうが体積が大きくSFTのほうが安心感があります。
体積もそうですが上から見るとMAXは三角形に近い形ですがSFTは丸形になっていて視覚的にもSFTが大きく見えます。
ロフトはMAXよりもSFTのほうが全番手で1°ウィーク(ねている)設定でボールがより上がりやすくなっています。
逆にMAXはSFTより高初速で飛距離性能に長けています!
ライ角はMAXよりSFTが0.5°アップライトになっており、SFTのほうがつかまりやすい設定になっています。
高初速と直進性のMAX、やさしさとつかまりのSFTといったところですね♪
そしてピンのクラブはすべてのスペックでレフティ(左打ち用)のラインナップがあります!
レフティの方は断然PINGのクラブがおすすめです!
G430シリーズドライバーのシャフトスペック
次にシャフトスペック。
今回からTour系のオリジナルシャフトが2種類になり
ALTA J CB BLACK | 日本専用の高弾道用シャフト |
PING TOUR 2.0 CHROME | しっかりと叩ける中弾道用シャフト |
PING TOUR 2.0 BLACK | ツアー向けの低弾道用シャフト |
出典:ピンゴルフジャパン
イメージ的には
ALTA J CB BLACK→ALTA J CB SRETEの後継シャフト
PING TOUR 2.0 BLACK→PING TOUR 173の後継シャフト
PING TOUR 2.0 CHROME→ALTA J CB SRETEとPING TOUR 173の中間スペックとして新設
今回はクラブの定価が高額でカスタムシャフトを装着すると10万円オーバーになるので、豊富なオリジナルシャフトを最大限利用してコスパよく選びたいところ!
G430のグリップ
最後にグリップ
PINGのグリップは太さによってカラーコードが設定されており、手の大きさを測定して太さを決定します。
標準はアクアで、ドライバーの場合はそれよりも少し細いレッドか少し太いホワイトを選ぶ場合が多いです。
在庫として売られているのは基本アクアのグリップが装着されております。
PING G430フェアウェイウッドの特徴
クラブの特徴を手っ取り早く見たい人はYouTubePING公式チャンネルの動画で2分弱でわかりますよ♪
G430シリーズドライバーの特徴は以下のとおり
G430フェアウェイウッドは以上の3つのテクノロジーでブレずに飛ばせるクラブに仕上がっています。
前作のg425シリーズをさらに進化させたモデルとなっています。
詳しく説明していきます!
カーボンフライ・ラップ・テクノロジー
SFT、MAXともにクラウン部分の配色ですが、ヘッド前方部は濃いマットブラック、中間~後方部はカーボン調のカラーリングになっていると思います。
実はこのカーボン調の部分は実際にカーボンクラウンを採用しており、これにより前作のG425より軽量化と低重心化を図っています。
契約プロのレビューでも球が高くなった!という意見が多数出ています。
スピンシステンシー・テクノロジー
出典:ピンゴルフジャパン
スピンシステンシー・テクノロジーはフェースのバルジとロールを新開発することでミスショット時の弾道のブレや飛距離ダウンの軽減することに成功しています。
- バルジとロール
- ウッドのフェースは実は平面でなく、若干曲面になっています。
この曲面に対し、フェースの上下方向(縦方向)の曲がりをロール、水平方向(横方向)の曲がりをバルジと呼びます。
バルジとロールは「ギア効果」に基づく打点のバラツキによる飛び方向のバラツキを減少させる方向修正効果をもたらします。
バルジとロールは昔からある機能ですが、近年ではテーラーメイドがこの機能の進化版「ツイストフェース」を開発したことで認知されるようになりました!
フェース・ラップ・テクノロジー
フェースラップテクノロジーというのは一般的にいわれている、「カップフェース」のことです。
フェースをカップ状にすることでフェースがよりたわむようになり、初速アップとミスショット時の飛距離ロスを軽減してくれます。
実際の体験談としてミスショットしても飛距離がほとんど変わらなかったです!
PING G430フェアウェイウッドのSNSでの評価
G425は曲がらないけど飛ばないという意見が多かったですが今回のG430は飛ぶし曲がらないという意見が多いです♪
FWとHBの評価が高いですね♪
特にフェアウェイウッドの評価高し!
こんな方にPING G430シリーズがおすすめ!
最後にまとめです。
結果的に言うと
ピンはすべてのスペックでレフティのクラブのラインアップがあるブランドなので、レフティの方にはダントツおすすめのクラブです!
モデル別に紹介していくと、
G430MAXフェアウェイウッドの評価
G430SFTフェアウェイウッドの総評
PING G430シリーズにあうボールは
タイトリストのTSRに合うボールを2つ紹介します!
キャロウェイERCSOFT
高弾道ドライバーには飛距離性能が高く最低限のスピン量を維持してくれるキャロウェイのERCSOFTがおすすめです♪
プリセプト PR-1
ブリヂストンから発売されているプリセプトPR-1
アイオノマーカバーながら、ウレタンカバーに近いスピン性能があります。
イメージ的にはブリヂストンのTourBとJGRの中間のようなボールでG430のクラブの性能を最大限に引き出してくれるボールです!
PINGのG430シリーズはは空力に重点を置いたクラブなので、ハドラスコーティングが効果的です!
本日はここまで!
最後まで見て頂きありがとうございます♪
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