こんにちは!あまがみ
数あるサイトの中から当ブログを選んでいただきありがとうございます!
このブログではゴルフ用品販売歴10年以上のあまがみが、失敗しないゴルフ用品の選び方を発信しています♪
2022年も残りわずかになりました。
そして9月~12月は各メーカーゴルフクラブの新製品が多く出る時期でもあります。
私が働いている店舗も続々試打クラブが入荷してます
その中で本日紹介するのはテーラーメイドから2022年11月にPINGゴルフから発売した
G430ハイブリッドです!
PINGのモデルチェンジは何年ぶり?
他メーカーは平均1~2年でモデルチェンジしますが、今回のPINGは約2年2カ月ぶりのモデルチェンジとなります!
PINGのポリシーとして前作を上回るデータが出ないと絶対にモデルチェンジをしないというものがあります。
今回モデルチェンジしたということは、前作を上回るクラブができたということですね!
をお伝えしていきます。
本来はゴルフショップで実際にご自身で試打をしてほしいのですが
- ゴルフショップまで遠くて試せない
- 忙しくてショップに行く暇がない
- 実際試打をしたけどよくわからなかった
- 試打にはいくけど事前にある程度知識を持っておきたい
- ネットで買ったほうが安いしポイントがつくからリスクを承知でネットで買いたい
今回はG430ハイブリッド(以下HBと略称)の
を徹底検証していきますので是非最後まで見てください♪
しかしここで簡易的な総評をしてしまいます!
あまがみが今回一番言いたいことは…
前作のよいところは踏襲しつつ、確実に進化したと実感しました!
特に
- 飛距離性能
- ボールあがりやすさ
この2点はかなり進化したと感じました!
どうしてこのような評価になったのか詳しく解説していきます♪
PING G430ハイブリッドを実際に打ってみた!
実際にG430HBを試打してみました。
気になる試打結果はこちら!
現在使用のクラブと比較
上記のデータはサイドスピンが出ていないのでそちらも含めた試打データを表でまとめました。
※ベースデータはボイスキャディSC300i、補足データはGOGOGOLF(EDH)
G430(22°) ALTAJCBBLK(S) | XHOT(22°) X-HOT(S) | 評価 | |
---|---|---|---|
飛距離(キャリー) | 170.3y | 163.8y | 飛距離が約6yアップ |
総飛距離 | 191.2y | 183.3y | トータル飛距離は約8yアップ |
ヘッドスピード | 34.9ms | 35.0ms | ヘッドスピードは同じ |
ボール初速 | 50.8ms | 48.8㎳ | ヘッドスピードは同じなのに初速は1ポイントアップ! |
打出し角 | 16.5° | 15.0° | ボールは非常に上がりやすい! |
バックスピン量 | 4120rpm | 3300rpm | アイアン並みにスピンが入る。打出しも高いので完全にアイアンの代用として使える |
サイドスピン量 | 左90rpm | 右333rpm | 方向性はかなりまとまる感じ。左右にブレない! |
ミート率 | 1.45 | 1.39 | ドライバー並みのミート率 |
実際に試打をしてみた感想は以下のとおり。
前作G425の比較データはないですが前作より明らかに飛距離性能が上がっている印象です!
X-HOTはかなり前のクラブですが、飛距離性能が高いので未だに使用しています。
しかしそのXHOTよりも8y飛距離がアップした結果に!
しかもランで稼いでいるわけではなく、高弾道でしっかりキャリーで飛んでいます。
ユーティリティながらアイアンっぽい弾道です♪
またピンのウリでもある左右のブレの少なさも健在で、飛んで曲がりにくいかなり理想的なクラブに仕上がっています。
気になったのは若干クラブヘッドが重たく感じる点で、ドライバーのヘッドスピードが35ms以下の方は少しクラブが重たく感じるかなと感じました。
弾道は高弾道、ハイスピンでピンをデッドに狙う感じのクラブですが、低い弾道でランを出して花道を転がしてグリーンオンを狙うイメージのゴルファーには使いにくさがあるかもしれません。
このあたりは好みの問題ですね…
G430ハイブリッドの番手別飛距離
G430HBの
- HB3
- HB4
- HB5
の試打データの比較です。
一応総飛距離だけ見ると飛距離の打ち分けが出来ているように見えますが、キャリーの飛距離や打出し角、スピン量がHB4とHB5であまり差が出ない結果となりました。
同じような結果であればシャフト長が短いHB5のほうが扱いやすい印象を受けました。
飛距離が落ちると考えがちですが、短尺のほうがミート率があがり平均飛距離が安定しますし、カチャカチャでの飛距離調整も可能です。
今回試打した番手以外もHB2(17°)やHB6(30°)、HB7(34°)と番手のラインナップは豊富なので、ハイブリッド主体のセッティングも可能となっています。
PING G430ハイブリッド(HB)のスペック
続いてG430HBのスペック解説
G430ハイブリッドのヘッドスペック
ヘッド素材(ボディ) | 17-4ステンレススチール / カーボンクラウン |
ヘッド素材(フェース) | FORGEDマレージング鋼C300 |
ヘッド体積 | 126cc(#4) |
ヘッド構造 | マルチマテリアル構造 |
ロフト | 17°(#2) 19°(#3) 22°(#4) 26°(#5) 30°(#6) 34°(#7) |
ライ角 | 59°(#4) |
公式サイト | 詳細を見る |
前作からの大きな変更点として、クラウンがカーボン素材になり、より低重心でボールが上がりやすくなっています。
これはフェアウェイウッドと同じ流れですね♪
PING G430ハイブリッドのシャフトスペックと価格
シャフトスペックは以上のとおり。
また、シャフト別の本体価格は
- ピン純正のカーボンシャフト装着で50,600円(税込み)
- スチールシャフト装着(一部除く)で47,300円(税込み)
- DG EX TOUR ISSUE装着49,500円税込み
ここではオリジナルカーボンシャフトのみ解説します。
ALTA J CB BLACK
日本モデル限定シャフト。
前作G425シリーズに装着されていたALTA J CB SLEATEシャフトの後継モデル。
日本人にが扱いやすい50g台の走り系シャフトになります。
ドライバー飛距離で180y~240yくらいまでのゴルファーが選びやすいシャフトになります。
ピンの純正シャフトはフレックスの違いで性能が大きく変わります。
このALTA J CB BLACKは
フレックス | 重量 | トルク | 調子 |
---|---|---|---|
R | 52g | 3.1 | 先 |
SR | 56g | 2.8 | 先中 |
S | 65g | 2.3 | 中 |
となっており、フレックスで調子が変わります。
また、SRとSシャフトで重量が9g、トルクが0.5ポイント変わり、かなりハードスペックになります
フレックスを選ぶ際にSRとSを選ぶ際は特に注意しましょう!
PING TOUR 2.0 CHROME 85
こちらのPING TOUR 2.0 CHROME 85はツアー用のグローバルモデル。
前作G425のPING TOUR 173 85の後継モデルになります。
先側の剛性が強く、しっかりと叩きにいける中弾道シャフトです。
こちらもフレックスで大きく性能が変わるシャフトになります。
フレックス | 重量 | トルク | 調子 |
---|---|---|---|
R | 73g | 2.8 | 中 |
S | 80g | 2.3 | 中元 |
X | 85g | 2.2 | 中元 |
フレックスが変わるとすべて5g以上重量が変わります。
特にRからSにかけては重量7g、トルクは0.5ポイント変わり、調子も中から中元調子に変わります。
ちなみにRシャフトのトルクは2.8となっておりALTA J CB BLACKのSRと同じトルクになっていますが、体感としてALTA J CB SLEATEのSシャフト(トルク2.3)より硬く感じます。
RとSだと全く別のシャフトになり、ALTA J CB BLACKとの比較も重要になりますよ♪
G430ハイブリッドのグリップスペック
最後にグリップ
バックライン | 重量 | 太さ | 長さ | |
---|---|---|---|---|
GP360 LITE TOUR VELVET ROUND | なし | セレクト | セレクト | 普通 |
G430は可変スリーブ搭載なのでグリップは回転させても影響がないロゴとバックラインがないGP360 LITE TOUR VELVET ROUNDが採用されています。
重量と太さがセレクトとなっているのは、PINGはグリップの太さが以下のように選ぶことができます。
カラーコード | 重量 | 太さ |
---|---|---|
レッド | 40g | 細め (女性標準) |
アクア | 45g | 普通 (男性標準) |
ホワイト | 47g | 太め |
ゴールド | 55g | 太い |
オレンジ | 64g | 極太 |
基本的に店舗で販売されているものはアクアのカラーコードグリップが装着されていますが、受注生産の場合はグリップの太さを選択できます。
店頭でフィッティングする際は実際に手を計測してオススメをします。
- 女性はレッドかアクア
- 男性はアクアかホワイト
になることが多いです。
ゴールドやオレンジはかなりグリップは太くなり、ゴールドでゴルフプライドのMCC+4ミッドくらいの太さになります。
重量もアクアと比べ10g以上重たくなり、バランスが2ポイントほど軽くなってしまうので注意が必要です。(受注生産時にバランス調整も可能です。)
グリップの太さまでこだわるピンのフィッティングが非常に好評です!
G430ハイブリッドの特徴
G430ハイブリッドの特徴は以下のとおり
遂にPINGのハイブリッドもカーボンクラウンになりました!
詳しく説明していきます!
カーボンフライ・ラップ・テクノロジーで高弾道
G425からの大きな変更点として、今作のG430からカーボンクラウンが採用されさらに低重心になりました!
クラウン全体ではなく画像で見てわかるようにクラウン中央から後方にかけてカーボンクラウンが採用されています。
カーボン素材を採用すると打感が悪くなりがちですが、しっかり対策をしており前作以上の打感のよさになっています。
ボールがさらに上がりやすくなりました!
フェース・ラップ・テクノロジーで高初速
出典:ピンゴルフジャパン
フェース面積をソールとクラウン部分まで拡大させていわゆるカップフェース構造となっています。
これにより最大のたわみと初速を生む”激飛”フェースとなり、前作を超える初速性能となっています。
前作より飛ぶといわれる秘密はここです!
スピンシステンシー・テクノロジーでミスに強いブレない弾道
出典:ピンゴルフジャパン
新バルジ&ロール設計により、上下のミスヒット時でも最適なスピン量になり飛距離と左右のバラツキを抑えてくれます
ピンのクラブの真骨頂、ブレない弾道もさらにブラッシュアップされています!
ハイブリッドでは珍しい可変スリーブ
G430ハイブリッドは可変スリーブを採用しており
- ノーマルポジション
- ロフト+1°
- ロフト+1.5°
- ロフト-1°
- ロフト-1.5°
- ロフト+1°、ライ角-3°
- ロフト-1°、ライ角-3°
- ライ角-3°
の8段階で調整が可能です。
左右の弾道や飛距離の微調整が可能です!
豊富なロフトスペック&レフティスペック
番手 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロフト角 | 17° | 19° | 22° | 26° | 30° | 34° |
ヘッド体積 | 129cc | 128cc | 126cc | 124cc | 121cc | 113cc |
長さ (カーボン) | 40.75 | 40.25 | 39.75 | 39.25 | 38.75 | 38.25 |
左用 |
なんとG430HBのロフトラインナップは全部で6種類!
しかもその種類すべてでレフティ(左用)のラインナップがあります!
この豊富なラインナップもピンの特徴といえます。
特にレフティゴルファーに選択肢が多くあるのはうれしいですね♪
G430ハイブリッドのSNSでの評価
レフティにとってPINGはまさに神メーカー!しかもめっちゃまっすぐ飛んでる♪
今作で飛距離が伸びた!という方はかなり多い印象です。
アイアンが苦手な方は#5~#7の存在は非常にありがたいですね!
G430HBのデメリットは価格が高いってことくらいしか探せません💦
こんな方にG430ハイブリッドはおすすめ
最後にまとめです。
ブレずに飛ばせる理想的なユーティリティ(ハイブリッド)です!
定価で5万オーバーと高額ですが見合う性能があります!
今回のG430HBをおすすめできる人、できない人をまとめました!
上記に当てはまる方は購入は慎重に検討しましょう。
上記のお悩みがある方は是非G430ハイブリッドを試してみてください♪
定価は5万円オーバーですが市場では4万円前後で購入できるようです♪
https://amagami-golfgear-labo.jp/g430driverhyouka-20221018/
https://amagami-golfgear-labo.jp/pingg430fwreview-20221124/
https://amagami-golfgear-labo.jp/pingg430ironhyouka-20221117/
質問がある方は気軽にコメント欄にコメントしてください♪
本日はここまで!
最後まで見て頂きありがとうございます♪
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