こんにちは!あまがみ
数あるサイトの中から当ブログを選んでいただきありがとうございます!
このブログではゴルフ用品販売歴10年以上のあまがみが、失敗しないゴルフ用品の選び方を発信しています♪
2022年も残りわずかですね♪
そして9月~12月は各メーカーゴルフクラブの新製品が多く出る時期でもあります。
私が働いている店舗も続々試打クラブが入荷してます
その中で本日紹介するのは現在多くの女子プロゴルファーが使用し話題になっている、
SRIXON(スリクソン)ZX5Mk2(マークⅡ)シリーズドライバーです!
このクラブですでにプロ5勝以上してるよね!
はい!特に女子プロゴルファーの活躍がすごいです!
特にシーズン後半10戦中6戦の優勝者がこのスリクソンの新ドライバーを使用していました!
2022年賞金女王の山下美夢有プロはじめ、勝みなみプロ、小祝さくらプロ、尾関彩美悠プロなどが立て続けに優勝しました!
今回この記事ではクラブフィッターのあまがみがこのZX MKⅡドライバーのスペックや特徴を実際に試打をしてこのクラブの評価と解説をしていきます。
スリクソンZX5 Mk2ドライバーの種類と総評
現在スリクソンのZXMk2シリーズは
- 大きな飛距離と寛容性を兼ね備えたZX5 Mk2ドライバー
- 低スピンで大きく飛ばすZX5 Mk2LS ドライバー
- 大きな飛距離と操作性を兼ね備えたZX7 Mk2ドライバー
こちらの3種類がありますが、今回ZX7Mk2ドライバーがセレクトショップ限定商品となり販売出来る店舗がかなり少なくなってしまいました💦
なので今回ZX7の試打クラブを手配できませんでしたので試打データでの評価はZX5とZX5LSのみとなりますのでご了承ください。
それでは先に今回試打をすることができた2機種の総評を先に発表します!
ZX5Mk2ドライバーの総評
ZX5Mk2LSドライバー総評
ZX7Mk2ドライバーの評価
スリクソンZX5Mk2ドライバーを試打して打ち比べ!
実際にZXシリーズ3機種中2機種のドライバーを打ち比べてみました。
ZX5Mk2ドライバー2機種のデータ比較
気になる試打結果はこちら!
上記のデータはサイドスピンが出ていないのでそちらも含めた試打データを表でまとめました。
ZX5Mk2 | ZX5Mk2LS | ZX5(前作) | |
---|---|---|---|
飛距離(キャリー) | 203.1y | 203.7y | 197.5y |
総飛距離 | 224.9y | 223.9y | 218.9y |
ヘッドスピード | 38.1ms | 39.1ms | 38.3ms |
ボール初速 | 56.1ms | 58.3㎳ | 55.6ms |
打出し角 | 17.0° | 12.1° | 16.6 |
バックスピン量 | 2720rpm | 2280rpm | 3050pm |
サイドスピン量 | 左238rpm | 右333rpm | 右180rpm |
ミート率 | 1.47 | 1.49 | 1.45 |
比較として前作のZX5で純正のディアマナシャフトを装着して打ったデータも載せてます。
全体的に両モデル共に初速がかなり出るデータになっています!
ZX5Mk2シリーズを試打した感想
実際に打ってみた感想としては
ZX5Mk2とZX5Mk2LSの違い
実際に振ってみるとZX5Mk2LSはZX5Mk2より右打出しになりやすかったです。
LSはスライスっぽくなるのではなく右の棒球が出やすい印象です
上下の打ち出し角度は大方の予想通りZX5MkⅡは球が上がりやすく、ZX5Mk2LSは通常のZX5Mk2より、打出し角度とバックスピン量が低くなりました。
他のメーカーのクラブと違うのは通常LSタイプのヘッドのほうがスッキリに見えたり、操作感がある代わりに許容性が損なわれるケースがほとんどです。
しかしこのZX5Mk2シリーズは2モデルほとんど同じ顔で、許容性もほとんど変わらず、打出しの方向だけ差別化されている点です。
ZX5Mk2のほうがヘッド後方部が長めで少し大きく見えますが、画像で比べてようやく気付くレベルです。
例えばG430とかだと弾道は低くて強い球が出るLSTみたいな感じがいいけどヘッドが小さいので安心感がないとか、
高弾道でブレない弾道がいいけどヘッドが大きすぎて嫌ということが結構あるのですが、
ZX5Mk2の2モデルは見た目の好みや打球音の違いをを気にせず弾道のみでどちらか選べるのは大きなアドバンテージだと感じました!
おそらくZX7Mk2は結構違う顔になっていると思います。
両モデル共に初速はかなり出る印象
初速が出るクラブは結構高めの金属音が出るものが多いのですがZX5MkⅡシリーズはかなり低めな打球音ながらかなり初速が出やすい印象です!
今作と前作でほぼ同じヘッドスピードでも初速は0.5ms以上高くなっています!
両モデル共にかなり乾いた打球音で玄人好み
打球音は両モデル共に低く乾いた音でハードヒッターや上級者好みの音になっています。
人によってはミートしてもミスショットしたような音に感じる方もいらっしゃるので、好みの分かれる打球音と感じました。
打感はかなりフェースに食いつく印象で、タイトリストのTSRシリーズに近い打感でした。
フィーリングに関してはかなりアスリート寄りのクラブという感じ。
両モデル共に構えやすい
ヘッド形状はオーソドックスな形状で余計な装飾もないので非常に構えやすく、自分のイメージどおりにスィングできる印象を受けました。
ZX5Mk2のほうが若干大きめに見えますが違和感は全くなし、ZX5MkⅡLSも難しく見える感じはないです!
パワーがある初心者に使いやすい印象
スリクソンのZX5Mk2シリーズは過去にスポーツ経験がある20~40代の比較的若年層でパワーがある、ゴルフ経験半年以上の初級者~上級者に合う印象を受けました。
理由は、
- ヘッドにある程度重量感はある
- どちらかというとフェードが出やすいクラブ
- 打点がばらついても初速は出やすい
これがパワーがありしっかり振りたいけどスイングや打点がばらつくという若くてゴルフを始めて間もないゴルファーにマッチすると感じたからです。
見た目もカッコいいし♪
とにかくコスパが良い
スリクソンZXMk2シリーズは他社にはまねできない圧倒的なコストパフォーマンスがあります!
シリーズ名 (オリジナルシャフト) | 価格 (税込) | 発売日 |
---|---|---|
ZX5Mk2 | 79,200円 | 2022年11月 |
G430MAX | 93,500円 | 2022年11月 |
TSR2 | 88,000円 | 2022年9月 |
ROGUESTMAX | 86,900円 | 2022年2月 |
STALTH | 86,900円 | 2022年3月 |
LTDX | 75,900円 | 2022年4月 |
上記は2022年に発売された各メーカーのメインモデルの価格です。
2022年6月以降、世界情勢が大きく変わりゴルフ用品も相次ぐ値上げになっている中、2022年秋モデルで唯一税込80,000円以内に低か収まっているのがこのZXMkⅡシリーズです。
この価格でこの完成度のクラブを出してくるダンロップゴルフは本当にすごいと思います!
スリクソンZX5 Mk2ドライバー2機種のスペック
ここからはZX5Mk2ドライバー2機種のスペックをご紹介。
ZX5Mk2シリーズドライバー2機種のヘッドスペック
ZX5Mk2 | ZX5Mk2LS | ZX7Mk2 | |
---|---|---|---|
ヘッド素材(ボディ) | Ti-811plus (真空精密鋳造チタン) | Ti-811plus (真空精密鋳造チタン) | Ti-811plus (真空精密鋳造チタン) |
ヘッド素材(フェース) | Super-TIXⓇ51AF (鍛造チタン) | Super-TIXⓇ51AF (鍛造チタン) | Super-TIXⓇ51AF (鍛造チタン) |
ヘッド体積 | 460cc | 460cc | 450cc |
ヘッド構造 | チタンシームレス構造 | チタンシームレス構造 | チタンシームレス構造 |
ロフト | 9.5 10.5 | 9.5 10.5 | 9.5 10.5 |
ライ角 | 58.5° | 58.5° | 58.5° |
ウェイト位置 | 後方一か所 | 前方一か所 | 後方2か所 |
総重量 Diamana ZX-II50装着時 | 302g | 302g | 307g (Diamana ZX-II60) |
バランス Diamana ZX-II50装着時 | D2 | D2 | D2 Diamana ZX-II60 |
シャフト長 | 45.25 | 45.25 | 45.25インチ |
価格 | 税込79,200円 | 税込79,200円 | 税込81,400円 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
ヘッドの大きな違いとしては以下のとおり
ZX5Mk2 | ZX5Mk2LS | ZX7Mk2 | |
---|---|---|---|
ヘッド体積 | 460cc | 460cc | 450cc |
ウェイト位置 | 後方1か所 | 前方1か所 | 後方2か所 |
装着シャフト | Diamana ZX-II50 | Diamana ZX-II50 | Diamana ZX-II60 |
価格 | 税込79,200円 | 税込79,200円 | 税込81,400円 |
ZX7Mk2はセレクトストア限定商品などで購入できる店舗が限られてしまいます。
こちらから店舗を検索
ZX5Mk2シリーズドライバーのシャフトスペック
次にシャフトスペック。
前回同様オリジナルシャフトは三菱レイヨンのディアマナシリーズになります。
Diamana ZX-II50 | Diamana ZX-II60 | |
---|---|---|
フレックス | S SR R | S SR |
重量(g) | 49(S) 47(SR) 45.5(R) | 55(S) 52.5(SR) |
調子 | 中 | 中 |
トルク | 5.8(S) 5.9(SR) 6.0(R) | 4.2 |
推奨ヘッドスピード | S(40~48ms) SR(37~45ms) R(33~42ms) | S(40~48ms) SR(37~45ms) |
実際は少しだけ手元っぽい調子でタメを自然に作れてしなり感も適度にあるシャフトです
グリップはゴルフプライド社のグリップが装着されております。
スリクソンZX5 Mk2ドライバーの特徴
テクノロジーをサラッと流したい方は上のダンロップ公式の商品解説が3分弱なので見てください。
ZXMkⅡシリーズドライバーの特徴は以下のとおり
ZXMkⅡシリーズの特徴はひとつだけ!
進化した「REBOUND FRAME Mk II」構造です!
なのでこの機能を中心にお話していきます!
進化した「REBOUND FRAME Mk II」構造
出典:ダンロップゴルフ
REBOUND FRAME構造を簡単に説明すると、ヘッド内の強度を軟→剛→軟→剛という感じで変えることでヘッド全体がバネのような特性にすることで、反発性能と弾道安定性を向上させる技術です。
前作のZXシリーズから採用された構造ですが、前作のZXシリーズはクラウンにカーボン素材を採用することで、接着面ができるのでエネルギーロスが発生してました。
ですが今回のREBOUND FRAME Mk IIの構造はフルチタン構造でヘッドがシームレス(接合部分なし)になりエネルギーロスを大幅に改善されています。
チタンもカーボン同様強度が高く軽い素材なので重量が重くなっていることはないですよ!
そして各パーツ部分も細かい進化を遂げています。
フレックスゾーン1
従来モデルより中央部を0.25mm薄肉化し軽比重、高強度、高弾性のチタンSuper-TIXⓇ51AFを採用しています。
初速アップには当然この新フェースのお陰でもあります!スイートエリアも10%ほど拡大しています!
リッジドゾーン1
エッジ部分の丸みをさらに大きく厚くし、エッジレスなフェース周辺部に進化
これは現物をよく見ていただけるとわかりますが、フェースとクラウンの境目が異常に丸みを帯びています!
フレックスゾーン2
ボディを後方に向けて段階的に薄くすることでたわみやすくしたフェース折り返し部
これはソールに溝をつけたり、リング状に溝をつけたり、各メーカーやってる技術ですね♪
リッジドゾーン2
フルチタン化したことで、接合部がなくスムーズな変形~復元をするシームレスなバック側ボディ
強度を維持しながらクラウン全体を薄肉化して前作より慣性モーメントも上がっています。
シームレス化するとフィーリングも向上するしエネルギーロスも少なくなります♪
三角形の交換型ウェイトシステム
ZXMkⅡシリーズドライバーについている三角形のウエイトは取り外し、交換が可能です。
デフォルトでは
ZX5Mk2 | ZX5Mk2LS | ZX7Mk2 | |
---|---|---|---|
場所 | ヘッド後方 | ヘッド前方 | ヘッド後方両サイド |
箇所 | 1か所 | 1か所 | 2か所 |
重量 | 8g | 8g | 8g 4g |
とうい配置になっており、別売りのウエイトを購入することで、重量や重心をカスタマイズすることが可能となっています。
別売りのウエイトは
重量 | 4g | 5g | 6g | 8g | 10g | 12g |
素材 | アルミ | アルミ | チタン | ステンレス | ステンレス | タングステン |
販売価格は1個1,320円(税込)です。
前作のZXシリーズと互換性があります♪
前作とも互換性がある可変スリーブ
出典:ダンロップゴルフ
ZX5Mk2シリーズは全モデルQTS(クイックチューニングシステム)が採用されています。
こちらのシステムでは
- ロフト角
- フェース角
- ライ角
を調整することが可能です。
調整方法は上手で確認をお願いしたいます。
こちらも前作のZXシリーズと互換性がありますよ♪
ヘッド内部に大型のリブを搭載することで余計な振動を抑え、打感や打球音の向上を図っています
個人的にはG430MAXの打球音改善には驚きました!
スリクソンZX5 Mk2シリーズドライバーのSNSでの評価
ZX5MkⅡ、ZX5MkⅡLS名前も見ためも似てますが、特性は本当に違うので選ぶ際は慎重に!
定価が安い。今の値上げ時代、こういうところは非常にうれしいですよね♪
こんな方にスリクソンZX5 Mk2シリーズがおすすめ!
最後にまとめです。
結果的に言うと
特にゴルフ経験が半年以上の20~40代のしっかり振っていきたいけど、まだ弾道にバラツキが出るゴルファーにはおすすめのクラブになります。
モデル別に紹介していくと、
ZX5Mk2ドライバーの総評
ZX5Mk2LSドライバー総評
ZX7Mk2ドライバーの評価
https://amagami-golfgear-labo.jp/zx5mk2ironreview-20221213/
https://amagami-golfgear-labo.jp/zx7mk2ironreview-20221217/
https://amagami-golfgear-labo.jp/srixonzxmk2fwreview-20230105/
https://amagami-golfgear-labo.jp/zxmk2hybridreview-20230106/
スリクソンZX5Mk2シリーズにあうボールは
スリクソンZXMkⅡシリーズに合うボールを2つ紹介します!
スリクソンZ-STAR/Z-STARXV
ベターですがやはりスリクソンのクラブには、スリクソンのボールがよく合います!
2021販売の現行モデルは現在大幅セール中なので在庫があるうちにまとめ買いをおすすめします。
プリセプト PR-1
ブリヂストンから発売されているプリセプトPR-1
アイオノマーカバーながら、ウレタンカバーに近いスピン性能があります。
イメージ的にはブリヂストンのTourBとJGRの中間のようなボールでZXMkⅡのクラブの性能を最大限に引き出してくれるボールです!
スリクソンZXMkⅡシリーズは空力にも重点を置いたクラブなので、ハドラスコーティングが効果的です!
本日はここまで!
最後まで見て頂きありがとうございます♪
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