こんにちは!あまがみ
数あるサイトの中から当ブログを選んでいただきありがとうございます!
このブログではゴルフ用品販売歴10年以上のあまがみが、失敗しないゴルフ用品の選び方を発信しています♪
2024年になり春発売の新クラブが続々と発表されています。
その中でも注目を集めているゴルフクラブが
テーラーメイドから2024年2月2日から発売する、
「Qiシリーズ」です!
カーボンフェースは継続で今回は青いフェースっぽいですね!
こちらは昨年発売されたテーラーメイドのステルス2シリーズの後継モデルになります。
今回はテーラーメイドのQi10シリーズのドライバーを実際に試打をしての評価と商品解説をしていきます。
本来はゴルフショップで実際にご自身で試打をしてほしいのですが
- ゴルフショップまで遠くて試せない
- 忙しくてショップに行く暇がない
- 実際試打をしたけどよくわからなかった
- 試打にはいくけど事前にある程度知識を持っておきたい
- ネットで買ったほうが安いしポイントがつくからリスクを承知でネットで買いたい
を徹底検証していきますので是非最後まで見てください♪
しかしここで簡易的な総評をしてしまいます!
今回のQi10シリーズのドライバーは
- Qi10MAXドライバー
- Qi10ドライバー
- Qi10PLUSドライバー
の3機種ありますが、そのうちのQi10MAXとQi10の2機種を実際に試打したレビューが以下のとおり。
あまがみが今回一番言いたいことは…
ステルス2よりさらにやさしくなってヘッドスピードが速ければ速いほどカーボンフェースの恩恵を受けられるドライバー!
そして
- ボール初速性能が高い
- 弾道補正能力が高い
- 無機質で構えやすい顔
- カーボンフェース独特の打感
この4点はかなり高評価ポイントになります!
ただフェースの特性上ヘッドスピードが速いほど初速性能が上がる印象なので、ハードヒッターにオススメのドライバーです。
ヘこのクラブの特性を堪能するにはヘッドスピード36ms以上は必要かな?と感じました!
どうしてこのような評価になったのか詳しく解説していきます♪
実際にテーラーメイドのQi10ドライバー2機種を試打した感想・評価
まずはQi10シリーズドライバー2機種を実際に試打をしたレビュー(評価)をしていきます。
見た目やフィーリング、データ分析などしていきます。
Qi10ドライバー2機種の見た目のレビュー
まずはQi10ドライバー2機種の見た目のレビューをしていきます。
Qi10ドライバー2機種の見た目のソールデザイン
ヘッド形状自体は通常のQi10は前作のステルス2とかなり近い形をしております。
しかし、Qi10MAXはかなりヘッドが大きく、さらにより四角形に近い形状になっています。
Qi10MAXの形状は過去のテーラーメイドのモデル、M2(2017)とBURNERDROW(2007)を合体させた印象を受けました。
後ほど紹介しますが今回のQi10MAXドライバーは上下左右のMOI値(曲がらない指数)が10,000g・㎠の壁を越えた革新的なクラブです。
高いMOI値を出すためにヘッドの大型化は必須事項です。
そこで過去にヘッドの大型化にこだわった製品、ヘッドの四角形っぽくしたBURNERDROW(2007)とヘッドをルール上限の大きさの設計にしてからソールの一部をくり抜く形状にして460ccを保ったM2(2017)の設計を参考にしたとあまがみは推測しています。
フォルム的には特にM2(2017)年モデルに近い印象
QI10シリーズドライバー機種のフェースデザイン
今度はフェースの違いを見ていきます。
ステルス2同様カーボンフェースを採用していますが、ステルスシリーズで採用されていた赤フェースではなく、今作は青フェースを採用しています。
前作はアドレス時にフェースの赤が見えて気になるという声が多少ありましたが、今作はネイビーに近いブルーなので大分違和感は少なくなっています。
ちなみにQI10とQI10MAXとの違いとしては若干QI10MAXのほうがシャローフェースになっていますが、ほとんど同じに見えます。
Qi10シリーズドライバー2機種のクラウンデザイン
最後にQi10シリーズドライバー2機種のクラウンデザイン
通常のQi10ドライバーは少し小ぶりで洋ナシ型の上、ストレートフェースで上級者が好みそうな印象。
対してQI10MAXドライバーはかなり丸い形状でヘッドもかなり大きく若干フックフェースに見えるので安心感があり、初心者から中級者に好まれそうな顔です。
また前作と比べフェース外周部の金属部分のへりがほぼなくなりかなりシンプルなクラウンデザインになりクセが少なく非常に構えやすくなっています。
余計なものがなくなりかなりスッキリした印象です。ヘリのデザインをアライメントとして使ってた人は違和感が出てしまうかも…
Qi10シリーズドライバー2機種を試打して打ち比べた感想
ここからは実際に試打ブースで打ってみた感想と評価をしていきます。
先にフィーリングの話をしますが、打った感じは前作のステルス2より打感が軟らかい感じです。
カーボンフェース独特の弾サウンドと打感の軟らかさ、ボールのくっつき感があります。
常に技術の最先端を行くテーラーメイドだからできる競合メーカーとの差別化です。
次にQiドライバー2機種を実際にあまがみが試打をしてデータを取ってみました。
やはりQI10MAXドライバーのほうがまとまる印象です!
Qi10MAX9.0° 純正Sシャフト | Qi109.0° 純正Sシャフト | 評価 | |
---|---|---|---|
飛距離(キャリー) | 201.4y | 193.4y | キャリーはMAXのほうが飛んだ |
総飛距離 | 222.3y | 214.5y | トータルもMAXに軍配 |
ヘッドスピード | 38.3ms | 37.3ms | MAXのほうが安心して振れる分、振りやすい印象 |
ボール初速 | 57.1ms | 55.6ms | 初速の違いもヘッドスピードの違いが要因 |
打出し角 | 12.2° | 12.0° | 打出し角度は平均値ではほぼ同等 |
バックスピン量 | 2614rpm | 2845rpm | バックスピン量も平均値ならほぼ同等 |
サイドスピン量 | 右115rpm | 右222rpm | サイドスピンはどちらも安定したフェードボール |
ミート率 | 1.49 | 1.49 | ミート率は全く一緒の結果 |
※サイドスピンのみ別計測器で計測(GC3)
スリクソンのZ‐STARで明らかなミスショットを除く5球のショットを表示数値はそのなかで平均に近いショットを抽出しています。
実際に2機種を打ち比べて感じたこととして
- 初速性能は2機種とも業界トップクラスの性能と実感
- 打出し角度のバックスピンのバランスも2機種とも優秀
- Qi10MAXは着弾点がまとまり飛距離も出る
- 一発の飛距離はQi10が出るが着弾点はばらける(特に縦距離)
- 両機種ともにクラブの性能を活かすにはヘッドスピード36ms以上はほしい
QI10MAXドライバーが断然着弾点がまとまる
機種を比べた時の第一印象としてQI10MAXドライバーの着弾点のまとまりがよかったです。
特に縦距離のバラツキが少ない印象でした。
実際試打をして感じたのはQI10MAXドライバーはフェースの上下の打点ブレに強く、トップやテンプラに近い打点でも打出し角度とバックスピンの数値ブレが少ないことが要因と感じました。
今までは左右の慣性モーメントがメインですが今年は上下も含めた慣性モーメントなのでこういう結果になるのだと思います!
同時期にキャロウェイのAiスモークシリーズの試打検証もしたのですが、こちらは左打出しのドロー弾道でしたので、AiスモークとQi10のどちらを選ぶの?問題ははここが重要になりそうです。
つかまり重視ならAiスモーク、ひっかけが怖いならQi10というのがひとつの基準になりそうです!
一発の飛距離性能ならQi10ドライバー
平均的なデータでみるとQI10MAXドライバーの性能が高いですが、一発の最高飛距離はQi10ドライバーのほうが飛んでいました。
ただ、最高飛距離のMAXとの飛距離の差としては5yほどなので自分なら安定感のQI10MAXドライバーのほうを選ぶかな?と感じました。
あと、どちらの機種も左右のブレはかなり少なく上下のブレに差が出ているので、弾道の高さは元々安定しているゴルファーは通常のQi10ドライバーのほうが良い結果が出やすいかもしれません。
両機種とも左右のブレが少ないのは高慣性モーメントの恩恵だけではなく、ツイストフェースの影響もあると思います。
ツイストフェースはフェースがインパクト時に開いたり、閉じたり当たっても左右の打ち出し方向のブレを抑制したり、左右に打ち出した大きさに応じて適正なフェードやドローボールで弾道修正で直進性を高める機能がついているからです。
このツイストフェースはどちらの機種にも搭載されているのでMOI値が違っても左右のバラツキが少なく上下のバラツキに差が出ることに合点がいきます。
初速性能、打出し角、スピン量は2機種とも優秀
飛びの3要素といわれる初速性能、打出し角、スピン性能は両機種とも同じような非常に良い試打データが出ています。
初速自体の差はありますが、これはQi10MAXのほうがヘッドスピードが出ているからです。ミート率はどちらも1.49で非常に高い数値になっています。
打出し角度とバックスピン量の関係は打出し12°に対しバックスピン量が2600~2800回転台と非常にボールが伸びるデータになっています。
ミート率も1.49と非常に高い数値で初速性能は業界トップクラスといえます。
ここは安定するということが重要です!
ヘッドスピードがあればあるほど
突然ですが実は私年末に流行病にかかり、後遺症で咳喘息を発症してしまい、それにより腰痛がかなり悪化してしまいました。
普段はヘッドスピード40ms前後ですが今は35msくらいしか振れません💦
そういうこともあり最初は無理なくヘッドスピード35msくらいで振っていたのですが、どうしてもミート率が1.45いくかいかないかくらいのデータで、困ってました。
しかしお客さんの試打をしていると、ヘッドスピードが高いほどミート率がよい傾向にあることに気づきました。
なのでちょっと頑張ってヘッドスピード38msくらいまで振ってみると安定してミート率が1.47以上出るようになりました。
ちなみにヘッドスピード47くらいのゴルファーに振ってもらったらミート率は大体1.51くらいでした。
テーラーメイドのカーボンフェースは打球面を軽くし、インパクトしてからボールが離れるまでの間に重たいヘッド後方部分でボールを押し出すことでボール初速を上げるという仕組みになっています。
おそらくですがヘッドスピードが少なすぎるとフェースがたわむ量が少なく上手くボールを押しだせないのではないかというのが私の見解です。
個人的にはそのヘッドスピードは36ms以上ではないかと考えています。
おそらくメーカーはヘッドスピード35以下のゴルファーはステルスグローレを使ってくださいという感じなんだと思います。
テーラーメイドQi10ドライバー2機種のスペック
続いてQi10シリーズドライバー2機種のスペックについて触れていきます。
Qi10ドライバーのヘッドスペック
Qi10MAX | Qi10 | |
---|---|---|
ヘッド素材 (ボディ) | チタンフレームボディ [9-1-1 ti] インフィニティカーボンクラウン カーボンソール 特殊強化カーボンコンポジットリング MOIバックウェイト(30g) フロントTSSウェイト | チタンフレームボディ[9-1-1 ti] インフィニティカーボンクラウン カーボンソール 特殊強化カーボンコンポジットリング MOIバックウェイト(21g) フロントTSSウェイト |
ヘッド素材 (フェース) | 新60層カーボンツイストフェース PUカバー | 新60層カーボンツイストフェース PUカバー |
ヘッド製法 | マルチマテリアル | マルチマテリアル |
ヘッド体積 | 460cc | 460cc |
ロフト | 9.0° 10.5° 12° | 9.0° 10.5° 12° |
ライ角 | 58.0° | 56.0° |
可変スリーブ | あり | あり |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る |
スペック上で2機種の大きな違いはウェイト重量とライ角。
Qi10MAX | Qi10 | |
---|---|---|
バックウェイト重量 | 30g | 21g |
ライ角 | 58.0° | 56.0° |
Qi10MAXはさらに上下左右の慣性モーメントが10K(10,000)オーバー!
Qi10シリーズドライバーのシャフトスペック
パラダイムAiスモークドライバーの純正シャフトは以下の1種類
- Diamana BLUE TM50
シャフトの詳細スペックは以下のとおり。
Diamana BLUE TM50 | R | SR | S |
---|---|---|---|
重量 | 54g | 56g | 58g |
トルク | 4.9 | 4.6 | 4.3 |
調子 | 中 | 中 | 中 |
Rシャフトでもトルクは4.9あるので結構しっかり目なシャフトですね。
Qi10シリーズドライバーの完成品スペック
また、各ヘッド最も標準的なシャフトを搭載した場合の完成品スペックは以下のとおり。
Qi10MAX (SRスペック) | Qi10 (SRスペック) | |
---|---|---|
総重量 | 306g | 303g |
ヘッドバランス | D3 | D1.5 |
シャフト長 | 45.25インチ | 45.25インチ |
定価 | 税込95,700円 | 税込95,700円 |
グリップは2機種とも
TM Tour Velvet 360 Black/Blue CP (径60/47.5g)
が装着されます。
慣性モーメントを上げるためにMAXのほうがヘッドが重たく総重量・バランスともに重たい設計になっています。
テーラーメイドQi10シリーズドライバーの特徴
Qi10シリーズドライバーの特徴を簡単に解説していきます。
基本的には既存のテクノロジーのグレードアップです。
ひとつずつ解説していきます。
MOI値10Kオーバーの圧倒的な許容性(Qi10MAXのみ)
MOI(慣性モーメント)とは、物質の回転運動に対しての抵抗力を示した数値。
ゴルファーにとっては、インパクト時の安定性とやさしさ(ミスヒットしてもクラブが開きにくい)を図る上で大切な指標となります。
「Qi10 MAX」ドライバーが達成した10K(上下左右で10,000オーバー)の慣性モーメントは、ただの数字ではなくやさしさの新世界基準になりそうです。
ほぼ同時期に発売されるPINGのG430MAX10Kも同じコンセプトのドライバーです!
新60層カーボンツイストフェース
ステルスシリーズから採用されているカーボンフェースもQi10シリーズで3代目。
60層のカーボンシートにPUのコーティングをして適性のスピン量が入るようにした唯一無二のフェースです。
通常のチタンフェースより約40%も軽量になり、インパクトの際、ボールの接地時間が長くなりヘッド後方の重たい部分の挙動でボールを押し出す形となり飛距離性能が向上しています。
またカーボンフェースになることでスイートエリアが上がりミスショットでも飛距離が落ちにくくなっています!
しかもこのカーボンフェースはツイストフェイスになっており、左右の打点がばらついても方向性のブレが少なくなる構造になっています。
ツイストフェイスはフェースの形状をねじることでオフセンターショット時の弾道のブレを軽減するフェース。以下の動画で形状のイメージができますよ♪
進化したインフィニティーカーボンクラウン
クラウンに使われているカーボン使用量を97%まで大幅にアップした「インフィニティ―カーボンクラウン」を搭載されています。
カーボンによって生みだした余剰重量を、新しいヘッド形状や、ヘッド内部に再配分することで、さらに高い慣性モーメントを実現。
さらに、フェース上部に施されたアライメントが、アドレス時の目標に対しての構えやすさを向上。
ステルス2にあったクラウン前部のアライメントがなくなったのでフェーズ上部の白いラインが今作のアライメントになります。
新開発フレームでエネルギーの伝達効率がさらにUP
出典:テーラーメイド
第3世代の「60層カーボンツイストフェース」と、フェースを支える「新開発フレーム」を採用しています。
従来のチタン製ヘッドと比べ、圧倒的な軽量化を実現。
インパクト時、ボールへのエネルギー伝達効率を高め、ボール初速アップに貢献。
さらに、ミスヒットしても無駄なスピンを抑えボール初速をキープ。
目に見えにくい部分ですがしっかり進化しています。
イナーシャジェネレーターで空気抵抗の低減
イナーシャジェネレーターはソールの〇で囲った部分。
少し出っ張った形状で先端にウェイトがついてますが、この構造がダウンスイング時の空気抵抗を少なくしてヘッドスピードを上げる効果があります。
空気抵抗ってなかなか体感ってできないよね…
空気抵抗が少ないほうがよいのは皆さん理解してますが実際どれくらい効果があるのかわからない方も多いですよね💦
まずはこの動画をご覧ください。
この動画でイナーシャジェネレーターの効果で空気抵抗が軽減されているのがわかります。
次にこの表をご覧ください。
ヘッドスピード毎秒(m/s) | ヘッドスピード時速(km/h) |
---|---|
36 | 129.6 |
40 | 144.0 |
44 | 158.4 |
これは通常表現されるヘッドスピード(秒速)を時速に変換した表です。
ヘッドスピード36msでも時速130キロほど出ているんですね!
これだけスピードが出ている状態なのでイナーシャジェネレーターは確実にヘッドスピードアップの役に立っています。
貫通型スピードポケットで寛容性アップ
スピードポケットは画像の赤〇で囲った部分。
この部分に溝をつけることで大きなたわみ効果が得られて、初速アップやミスショットの軽減が期待できます!
このテクノロジーはテーラーメイドが10年以上使用しています。
こんな方にテーラーメイドQi10シリーズドライバーがおすすめ
最後にまとめ
Qi10MAXドライバーがオススメのゴルファー
※純正シャフト使用での評価です。
Qi10ドライバーがオススメのゴルファー
※純正シャフト使用での評価です。
おすすめポイントに当てはまる方は是テーラーメイドQi10シリーズドライバーの検討を!
つかまり性能が高くミスショットでも飛距離が落ちにくいのが特徴のクラブです!
ゴルフクラブは高額でネット購入では偽物も多く出回っています。
ネット販売なら大手量販店のオンラインショップを利用することをお勧めします。
また今回のAiスモークは結構クセの強いシリーズなので前作のパラダイムが値段も下がり評価が高いですよ!
去年のステルス2もしっかりレビューしていて現在かなり価格も安くなっています。
1世代前のクラブをお買い得に購入するのも非常に賢い買い方だと思います!
ゴルフクラブを購入したらハドラスコーティングで傷と汚れからクラブを守り、ヘッドスピードもアップ!?
質問がある方は気軽にコメント欄にコメントしてください♪
本日はここまで!
最後まで見て頂きありがとうございます♪
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