こんにちは!あまがみ
数あるサイトの中から当ブログを選んでいただきありがとうございます!
このブログではゴルフ用品販売歴10年以上のあまがみが、失敗しないゴルフ用品の選び方を発信しています♪
2022年になり続々と各ゴルフメーカーが新商品の発売を発表しています!
例えば約4年ぶりに発売になるローグの新作がキャロウェイから発表されています!
詳しくは別記事で紹介しています!
そして今若い世代に人気の高いコブラの新作LTDxも注目されています!
このように各メーカー注目クラブの発売を発表していますが、その中でも特に注目を集めているクラブが、
テーラーメイドのSTEALTH(ステルス)シリーズ!
なにコレ!フェース部分赤いけど!
今回フェースにカーボン素材を採用した赤いフェースなんです!
今回はこのゴルフクラブの常識を覆した最注目のテーラーメイドのドライバー
- STEALTH(ステルス)ドライバー
- STEALTH HD(ステルスエイチディ)ドライバー
この2機種のドライバーを実際に試打してみた評価をしていきます。
今回も先に答えをいってしまいます!
今回のドライバーの評価は以下のとおり!
https://amagami-golfgear-labo.jp/stealth2driverreview-2023-0202/
どうしてこのような評価になったのか以下の順番で紹介していきます♪
下記の目次から気になる項目をタップ(クリック)することで見たい場所までジャンプできます♪
ステルスドライバーのスペック
今回テーラーメイドのステルスドライバーは全部で以下の3機種あります。
- ステルスドライバー
- ステルスHDドライバー
- ステルスPLUSドライバー
各製品のスペックは以下のとおり。
ステルス | ステルスHD | ステルスPLUS | |
---|---|---|---|
特徴 | スタンダードタイプ 直進性が高く高弾道 | ハイドロータイプ つかまり重視 | 低スピンタイプ つかまりを抑え低スピン |
標準シャフト (Sシャフト重量) | TENSEI RED TM50 (’22) 57g | TENSEI RED TM50 (’22) 57g | TENSEI SILVER TM50 (’22) 60g |
ヘッド素材 | チタン [9-1-1 ti] カーボンクラウン | チタン [9-1-1 ti] カーボンクラウン | チタン [9-1-1 ti] カーボンクラウン スライディングウェイト |
フェース素材 | 60層カーボンツイストフェース | 60層カーボンツイストフェース | 60層カーボンツイストフェース PUカバー |
ヘッド体積 | 460cc | 460cc | 460cc |
ライ角 | 56.0° | 56.0° | 56.0° |
ロフト角 | 9.0°、10.5° | 9.0°、10.5° | 9.0°、10.5° |
シャフト長さ (純正シャフト) | 45.75インチ | 45.75インチ | 45.75インチ |
総重量 (純正Sシャフト) | 302g | 300g | 312g |
トルク (純正Sシャフト) | 4.3 | 4.3 | 3.9 |
バランス (純正Sシャフト) | D2.5 | D3.0 | D3.5 |
調子 (純正Sシャフト) | 中調子 | 中調子 | 中調子 |
価格 | 86,900円(税込) | 86,900円(税込) | 90,200円(税込) |
取り扱い | 一般 | 一般 | セレクトフィットストア限定 |
公式サイト詳細スペック | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
スペックは公式HPにもそれぞれ記載がありますが、このブログでは3機種を比較できる表にまとめました!
主なスペックの違いは
- 重量
- ヘッドバランス
- 標準シャフトの種類
シャフトはステルスとステルスHDは同じテンセイレッドTM50ですが、ステルスプラスのみテンセイシルバーTM50になっており、シルバーのほうが若干しっかり目のシャフトになっています。
ステルスプラスのみセレクトフィットストア限定販売となります。ショップリストは以下のボタンから確認してください♪
テーラーメイド公式
ざっくりに説明すると
モデル | 性能 |
---|---|
ステルス | 直進性+高弾道 |
ステルスHD | つかまり+高弾道 |
ステルスplus | 低スピン+中弾道 |
今回はこの3機種の中からステルスとステルスHDについて
紹介していきます。
ステルスドライバーの特徴
ここからはステルスシリーズドライバーのテクノロジーや性能を紹介していきます。
今回は非常にインパクトが強いテクノロジーが採用されていて業界でも注目を集めています!
今回のステルスドライバーに搭載されているテクノロジーはこちら!
ステルスシリーズのテクノロジー
ひとつずつ説明していきます!
60層のカーボンツイストフェース
ステルスの特徴はなんといってもこの60層のカーボンツイストフェース!
今までは強度と軽量性を両立したチタン素材のフェースが一般的でしたが、テーラーメイドが20年の研究を重ね遂にチタンフェースを超えるカーボンフェースを完成させました!
20年間一切リークなしの研究が今回のステルスというネーミングの由来になります!
このカーボンフェースによりなんと前作のSIM2のチタンフェース43gから24gとなり、チタンフェースと比べて40% ¹の軽量化に成功しています。
これによりフェースを大きくしてミスショットの軽減や低重心、高慣性モーメントを実現しています!
例年は前作と比べ10%軽量に成功!とかですが今作はなんと半分近くの40%の軽量化!すごいです…
皆さん気になるのはフェースの耐久性ですが、クラウンのカーボン素材で6層、ソールのカーボン素材で9層に対してフェースは60層!金属性のフェースと変わらない耐久性をしっかり確保しています!
実際パークゴルフクラブのフェースはカーボンが主流でゴルフボールより硬いパークゴルフボールをガンガン打っても大丈夫なので、私も耐久性の心配はしていません!
しかもこの60層のカーボンフェースはツイストフェースの形状を採用しているので、左右のミスショットのばらつきも抑えてくれます!
ツイストフェースは動画のようにフェースにねじれを加えることでトューやヒールのミスショットを軽減して左右の打球のばらつきを抑えるテクノロジーです!
ナノテクスチャーPUカバー
カーボンフェースはわかったけど、なんでフェースが赤いの?
そんな疑問を持った方も多いでしょう。
表面を触ると少しゴムのような質感のフェースになっているのですが、
実はこのカーボンフェースにはウレタン素材のポリマーコーティングがされており、適正なスピンが入るように設計されています!
カーボンフェースのみだと全くスピンが入らなくドロップしてしまったそうで、程よくスピンが入るようなテクノロジーを搭載してます!
カーボンクラウン
テーラーメイドのステルスシリーズはクラウンとソールも大部分がカーボンを採用しております!
しかも今回はクラウン全体が黒なので非常に構えやすくなっています!
ゆえにこのステルスはカーボンウッドとテーラーメイドは謳っています!
イナーシャ ジェネレーター
イナーシャジェネレーターはソールの〇で囲った部分。
少し出っ張った形状で先端にウェイトがついてますが、この構造がダウンスイング時の空気抵抗を少なくしてヘッドスピードを上げる効果があります。
空気抵抗ってなかなか体感ってできないよね…
空気抵抗が少ないほうがよいのは皆さん理解してますが実際どれくらい効果があるのかわからない方も多いですよね💦
まずはこの動画をご覧ください。
この動画でイナーシャジェネレーターの効果で空気抵抗が軽減されているのがわかります。
次にこの表をご覧ください。
ヘッドスピード毎秒(m/s) | ヘッドスピード時速(kph) |
---|---|
36 | 129.6 |
40 | 144.0 |
44 | 158.4 |
これは通常表現されるヘッドスピード(秒速)を時速に変換した表です。
ヘッドスピード36msでも時速130キロほど出ているんですね!
これだけスピードが出ている状態なのでイナーシャジェネレーターは確実にヘッドスピードアップの役に立っています。
貫通型スピードポケット
スピードポケットは画像の赤〇で囲った部分。
この部分に溝をつけることで大きなたわみ効果が得られて、初速アップやミスショットの軽減が期待できます!
このテクノロジーはテーラーメイドが10年以上使用しています。
ステルスドライバーシリーズの注意点(不安点)
ここからは今回のステルスシリーズドライバーの注意点を挙げていきます。
フェースの耐久性
あれ?さっきカーボンフェースの耐久性は問題ないって言ってなかったっけ?
はい、カーボンフェースは大丈夫だと思うのですが気になるのは表面の ナノテクスチャーPUカバー なんです。
先ほどパークゴルフのクラブのお話をしましたが、実はパーククラブは、1~2年使用すると表面の樹脂加工が剥離してくるんです💦
そして表面の樹脂が剥がれた状態で打ち続けるとカーボンとボールが直接接触するので、一気に耐久性が落ちて表面のカーボン層が劣化していきます。
おそらくメーカーも表面のナノテクスチャーPUカバーの耐久性はテストはしているでしょうが、PUの特性上、いつかは劣化してくるでしょう。
おそらくそうなるとスピン量の変化が出たり、耐久性が落ちたりすることが考えられます。
そうなった場合、修理可能なのかどうかは非常に気になるところです。
※追記
ちなみに店舗では毎日100球くらい打って一ヵ月ほど経ちちましたが全然問題は出ておりません♪
この感じだと、2年くらいは使用しても問題は出てこないように感じました!
前作のSIM2と比較するとヘッドスピードが若干落ちる?
かなり多くの試打を見てきた中で気になったのは、前作のSIM2との試打比較をしたとき、初速は変わらないがヘッドスピードが落ちていたというかたが結構いたことです。
おそらく今回のステルスは前作のSIM2よりフェース面積が大きくなっているので、若干前作より空気抵抗が大きい可能性があります
(メーカーの記者会見では空気抵抗はむしろ改善しているとのことでしたが…)
個人的には結果的に初速が上がって飛距離も伸びている人がほとんどなのでカーボンフェースのメリットのほうが大きくデメリットまでとは感じておりません。
価格が高い
今回のステルスドライバーは
モデル名 | 標準シャフト価格 | カスタムシャフト価格 |
---|---|---|
ステルス | 税込86,900円 | 税込106,700円 |
ステルスHD | 税込86,900円 | 税込106,700円 |
ステルスプラス | 税込90,200円 | 税込110,000円 |
うーん…高い!!
遂に価格は8万5千円を超えて、カスタムシャフトは10万円オーバー!
気付いている人は少ないと思いますがM6からスピードインジェクションというドライバーを全数検品してすべてのクラブをルール上限ギリギリの反発係数に調整するという工程があり、商品の価格が上がった経緯がありました。
しかし今回のこのステルスにはスピードインジェクションのテクノロジーが搭載されていません。
カーボンツイストフェースに相当のコストがかかっているのは容易に想像はできますが、全数検品していないのであればもう少し価格を抑えてほしかったと感じています。
実際にステルスドライバーを試打してみた!
ここからはあまがみが実際にステルスシリーズのドライバーを2機種試打してみました!
早速試打結果を見ていきましょう♪
※今回の比較クラブはナイキコバート2.0のノーマルシャフト(S)になります。
ステルスドライバー試打結果
ステルス(9.0) テンセイレッド50TM(S) | あまがみ使用クラブ ノーマルシャフト(S) | 評価 | |
---|---|---|---|
飛距離 | 241y | 222y | プラス19y! 圧倒的な飛距離性異能の 違いがでました! |
ヘッドスピード | 41.1ms | 39.8ms | イナーシャジェネレーターの効果が確実に出ています! |
ボール初速 | 57.8㎳ | 55.0㎳ | 今までのテーラーの弾き感と違いインパクト時のボールの接触時間が長い! |
打出し角 | 15.7° | 16.9° | ロフト角9.0°でもかなりボールは上がりやすい。 |
バックスピン量 | 1759rpm | 2344rpm | ロフトが少なくても球が上がるからバックスピンも低スピンを維持できる!高弾道低スピン! |
サイドスピン量 | 右313rpm | 右66rpm | 極端なスライスは一度も出なかった!ドローも出るが若干つかまらない感じはある。 |
ミート率 | 1.41 | 1.38 | ミート率1.4超え! ボールをしっかり押し出すような感覚がある! |
構えた感じはスクエアフェースでとても構えやすい♪
クラウンも艶消しブラック一色なのでスイングに集中できる感じです!
まずは打球音ですが、カーボン特有のこもった音ではなく、「バシン!」といった感じのアスリートゴルファーが好きそうな打球音でした!
近いのはタイトリストのTSi3の打球音かな?
打感はかなりインパクト時のボールの接触時間が長く、しっかりボールを押し出せる感じでした!
メーカーいわく、フェースが軽量で後方の重たい部分がワンテンポ遅れてパワーが伝わるので、ボールの接触時間が長くなるそう。カーボンフェースだからできることだそうです!
数値は表を見ていただければわかる通り、飛距離、ヘッドスピード、ボール初速すべてが上がりました!
ロフトは9.0でしたがしっかり上がりました!
ロフトを低くしてもしっかりと球が上がるのでバックスピンも低スピンを維持できます!
注意が必要なのはハードヒッターのゴルファーが球が高くてロフトを低くすると、バックスピンが入らなくドロップする可能性がありそうです。
多少打出しが高くてもスピンが少なければしっかり飛距離は出ますよ~
また私の場合はノーマルのステルスドライバーだと若干左右にばらつきが出ました。
基本はドロー系の球が出ますが、たまにつかまらなく軽いフェード系の球が出ます。飛距離のばらつきは少ないです!
ステルスHDドライバー試打結果
ステルスHD(9.0) テンセイレッド50TM(S) | あまがみ使用クラブ ノーマルシャフト(S) | 評価 | |
---|---|---|---|
飛距離 | 245y | 222y | プラス23y!とにかくつかまって飛距離が伸びた! |
ヘッドスピード | 41.2ms | 39.8ms | イナーシャジェネレーターの効果が確実に出ています! |
ボール初速 | 57.9㎳ | 55.0㎳ | 今までのテーラーの弾き感と違いインパクト時のボールの接触時間が長い! |
打出し角 | 15.3° | 16.9° | ロフト角9.0°でもかなりボールは上がりやすい。 |
バックスピン量 | 2250rpm | 2344rpm | 通常のステルスよりは若干バックスピンが多く入る印象。 |
サイドスピン量 | 左198rpm | 右66rpm | ほとんどのショットがドロー系の球筋でスライス系の球はほとんど出なかった!ひっかけも出ない! |
ミート率 | 1.41 | 1.38 | ミート率1.4超え! ボールをしっかり押し出すような感覚がある! |
構えた感じは若干フックフェースですがヘッドがスッキリ見える上に左右対称に近い形状で非常に構えやすい。
打感、打球音は通常のステルスと同様な感じでした。
違いとしては
- スライスのミスショットがほぼ出なかった
- 通常のステルスより若干バックスピンが増えた
私の場合は通常のステルスよりステルスHDのほうがつかまりがよく弾道が安定して飛距離も伸びました!
ステルスドライバーのSNSの特徴
ここからはSNSでの皆さんの評判を見てみましょう♪
打球音の評価は皆さん高いです!
振り抜き向上+カーボンフェースで初速が出ていそうですね♪
なるほど!このフェースに吸い付く感じってパーシモンの感じに近いんだ♪
ホント最近のクラブにはない打感なんです!
ホント商品はいいのですが本当に高い💦
ステルスドライバーがおすすめな人、そうでない人
最後に今回のステルスドライバーシリーズがおすすめできるゴルファー
おすすめしにくいゴルファーをそれぞれ紹介していきます!
ステルスドライバーをおすすめできるゴルファー
こんなお悩みがある方は是非テーラーメイドの新商品、ステルスシリーズを試してみてください!
モデル | 性能 |
---|---|
ステルス | 直進性+高弾道 |
ステルスHD | つかまり+高弾道 |
ステルスplus | 低スピン+中弾道 |
ステルスドライバーをおすすめしにくいゴルファー
上記に当てはまるゴルファーはその他のクラブも検討に入れることをおすすめします。
ヘッドスピードに自信がない方は3月発売予定のローグSTや先月発売されているXXIOシリーズがおすすめ。
ローグのについては別記事で詳しく紹介してます!
※9月18日追記、2022年10月にヘッドスピードに自信がない方でも扱いやすいステルスグローレシリーズが発売になります!
こちらの商品も早速試打をしてステルスとの比較もしているので是非ご覧ください♪
https://amagami-golfgear-labo.jp/stealthgloirehyouka-20220918/
新品のゴルフクラブを手に入れたらハドラスコーティングでクラブの保護&ヘッドスピードアップを狙え!
本日はここまで!
最後まで見て頂きありがとうございます♪
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