こんにちは、あまがみです!
いつもあまがみブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は、遂に発売されたXXIOのNEWモデル、『XXIO11』『XXIOX』のレビューをしていきたいと思います!
ゴルフ業界では2年に一回の
お祭り的イベントです。
XXIOプレリリース後の印象
本当はXXIO11の試打クラブが届いていたのですが、あまがみのファーストインプレッションがあまりに悪かったので、今日の投稿まで遅くなりました。
あまがみの主なファーストインプレッションは以下のとおりです。
僕ら、販売員は、ユーザーに分かりやすく商品を説明するのですが、今回の(前作もそうですが)XXIOの商品説明をする際は、スイング理論の話をしなくてはならず、ユーザーに商品特徴を伝えにくい商品になっており、ユーザーにXXIOの特徴をわかってもらえないことが多いです。
前作はXXIOのブランドバリューでなんとかなりましたが、今回は厳しいかも?
また、今期は増税があり、海外メーカー含め新商品の発売を9月に早めましたが、XXIOは従来通りの12月の発売になりました。
これにより、XXIOに対する期待度ハードルを上げてしまいました。
そしてプレリリースされてみれば、大きなインパクトがない商品特徴、唯一押している「ウエイトプラステクノロジー」も内容はグリップエンドにウエイトを配置する、過去にヨネックスやタイトリストで既出している、革新とはいいがたい機能でした。
ロゴを刷新したと謳っていましたが、昨今のゴルフ市場で
よし、XXIOのロゴが変わったからXXIO入れ替えるか!
ってならないですよね…
メーカーがおじさんクラブを脱却したいという思いは分かりますが、それだけでは数万円、数十万円のお金は使わないでしょう。
スタッフ数名が試打をしましたが、誰も数値が伸びないばかりか、振り心地も悪いという評価…
このままではレビューにならないと、約一ヵ月情報を集めることにしました。
忖度をしないあまがみブログなので、このままだと悪評ブログになってしまう…
そして一ヵ月情報収集したところ、ようやくメーカーの意図、おすすめポイントが自分なりに見えてきましたので、今回発売されるXXIO11とXXIOXを説明したいと思います!
今回のXXIOの特徴
今回のXXIOの一番の特徴は『WEIGHT PLUS』テクノロジーです!
グリップエンドに重量配分を持ってくることで手元のブレを少なくしスイングを安定させる機能です。
メーカーは『パワーポジション』の安定という言葉を使っていますね♪
パワーポジションとは運動において、静止状態でもっとも効果的に動ける態勢のことです。
コンマ何秒で動ける、ボクシングの構えがわかりやすい例ですかね。
ゴルフスイングにおけるパワーポジションはスィングのトップの状態です。
ここがグラグラするとスイングが安定しないし、方向性もブレる、パワーもたまらず飛距離が出ないということです。
一番わかりやすいのが弓のショットですね!
この弓を弾いている状態で手がプルプルしていたら、方向性が定まりませんよね?
この手の部分を安定させて、スイングを安定させパワーロスも防ぐという原理です。
最近だとオデッセイのパターが同じ原理でパッティングを安定させていますね♪
この技術はクラブセッティングとして統一することで真価を発揮しますので、クラブのピックアップとしては、ティショットのドライバーのみの入替か、フルセットで入れ替える2パターンがおすすめです。FWのみ替えて、FWは良くなったけど、他のクラブの調子が悪くなるなんてこともあり得るので注意してください。
個人的にはドライバーとパターはクラブセッティングのフローから多少外れても問題ないと思っています。
また、グリップ交換の際は必ず純正グリップに交換してください。
そしてもう一つの大きな特徴として『フラットカップフェース』があります。
カップフェースとは上図のようにフェースが通常の板型ではなく蓋のような形になっているフェース。板型より面積が大きくなり、スイートエリアが大きくなります。また、たわみも大きくなりミスショットが軽減されたり、若干ですが反発力も上がります。
しかし通常コストが大きくかかるカップフェースはドライバーに採用されることは少ないのですが、今回のXXIOにもカップフェースを採用し定価も80,000円(税抜)に抑えられているのは相当な企業努力があると思います。(シャフトが自社開発なので可能なんだと思います。)
さらにこのカップフェース、中央部のフェースを肉薄化してます。
これはキャロウェイのAIフェースの構造を意識してのことだと思います。
競合のフェースを追随+
カップフェース…飛びそうです!
またダンロップの専売特許DST(デュアルスピードテクノロジー)も健在です。
これによりスイングのトップからダウンスイングまでの動きをクラブがフォローしてくれます。
そして進化したヘッドのフェースで安定した飛距離が出すことができます。
どんなゴルファーに向いている
のかは後述します!
今作のXXIO11とXの違い
今回のXXIOは『XXIO11』と『XXIOX』の2つのモデルが発売されていました。
前作のXXIO10(X)も通常タイプとMIYAZAKIモデルがありましたが、こちらはコスメ(色)は違えど、ヘッドは全く同じもの、シャフトのみ剛性の高いものを使用し、バランスを調整しているモデルでしたが、今回はヘッドも全く違うものに分けています
ドライバー機種 | XXIO11 | XXIOX |
ヘッド素材 | フルチタン | カーボンコンポジット |
フェース厚 | シャロー | ディープ |
総重量 | 285g(R) | 299g(S) |
シャフト長 | 45,75インチ | 45,5インチ |
トルク | 6,4(S) | 4,9(S) |
バランス | D3(S) | D1(S) |
XXIO11は従来のモデルの後継モデル
XXIOXは以前発売されていたXXIOフォージドの後継モデルといったところか?
一番の違いはXXIO11は飛距離とスイートエリアの拡大を最優先させたフルチタンヘッド、
対してXXIOXはカーボンコンポジットで適正重心化による操作性、打球音を重視したアスリートモデルとなっている。
シャフトも合わせてXXIO11は飛距離とやさしさ重視の軽量と+高トルクの45,75インチシャフトでバランスもD3とヘッドスピードが少なくても飛距離が出しやすい設計に対しXXIOXはしっかり打ち込めるトルクと長さになっています。
どこのレビューも
・XXIO11→シニアゴルファー
・XXIOX→アスリートゴルファー
と色分けされていますが、
あまがみが思う色分けは少し違い、
XXIO11
- 初心者ゴルファーの買替クラブ
- イップスに悩んでいるゴルファー
XXIOX
- 高めの打球音が苦手なゴルファー
- カーボンコンポジットのクラブを使いたいゴルファー
- シャフトをカスタムしたいゴルファー、叩きに行きたいゴルファー
XXIO11をおすすめするゴルファー
XXIO11を沢山のゴルファーに試打して頂いて気付いたことがあって、
試打は様々なクラブを試打するうちに、振り方がわからなくなってよくイップスになります。いくら打ってもプッシュアウトしたり、そもそもミートしなくなったり…
そんなときにXXIO11を改めて打つとスィングが戻り、打球が安定することが多いんです。
おそらく『ウエイトプラス』と『デュアルスピードテクノロジー』の効果でスイングが安定するのと、シャフトがインサイドに入ることで、手打ちが改善するのだと思います。
さらにXXIOは左に行きやすいクラブというイメージがありますが、今回のXXIO11は左に行く感じはそれほどなく、それでいて、スライスは出にくい直進性の高いヘッドになっています。(球はすごい上がりやすいです)
なので、
・最近急に持ち球が変わって困っているゴルファー
・初心者でまだスィングが安定しないビギナーゴルファー
こちらのゴルファーには特におすすめのクラブになります。
初心者にXXIOは早いんじゃない?
こんな意見が出てくるかもしれませんが、
今回メーカー側は『脱・おじさんクラブ』を謳っており、重量も少し重く、長さも45,75インチと一般的な長さになっています。トルクは確かに高い(多い)ですが、クラブをしならせて打つことが体感できていないビギナーゴルファーはトルクがあるシャフトのほうがわかりやすいですし、最近のシャフトはトルクがあってもしなり戻りが早くなっているので、球筋も安定しやすくなっています。
何より初心者がXXIOを使わない理由に「価格が高い」という理由も大きかったのですが、昨今のアベレージ向けのクラブもXXIOに近い、というよりそれより高いクラブが当たり前になっているので、XXIO=おじさんクラブと呼ぶのはもうナンセンスかもしれません。(ロゴを替えて脱おじさんと思っているメーカーは滑稽ですが…)
XXIOXをおすすめするユーザー
XXIOの代名詞といえばあの甲高い打球音ですよね!
ジャストミートしなくても
すごく飛んでるような気分になりますよね♪
あの打球音、好きな人は好きなのですが、若い方や、アスリート志向の方は苦手な人も多いのが現実…
前作はコスメは違えどMIYAZAKIモデルはヘッドは同じものだったので打球音は同じでしたが、今作はカーボンコンポジットでかなり打球音が低くなっています。
そしてドライバーのシェアを多くを占めているキャロウェイのエピックフラッシュ、テーラーメイドのMシリーズの『カーボンコンポジット』のヘッドの対抗馬として出たことは明確です。
特にXXIO離れが起きた最大の要因は
初代『エピック』ですからね!
正直ここの戦場でXXIOXがどこまで対抗できるのかは未知数です。
理由としてはおそらく来年2020年の2月~3月でおそらくはキャロウェイのローグの後継モデル、テーラーもMシリーズの最新モデルを出してくるであろうからです。
また、スピーダー等カスタム系のシャフトをいれたい方もこちらのヘッドがおすすめですが、XXIOの恩恵を受けたければ、グリップは純正をお使いください。
両メーカー共に開発力、販促力
ともに毎年驚かされますからね!
ただ、XXIOは約20年も続く伝統であり伝説のモデルであることは間違いありません!
XXIOというブランドネームによる安心感、ステータスでクラブを選ばれる方もいるでしょう。
群雄割拠の異素材ドライバー市場であえてXXIOを選択するのもありでしょう!
最後に
もうお判りでしょうが、あまがみはXXIO11とXXIOXではXXIO11のほうがおすすめです。
正確には、カーボンコンポジットのヘッドであれば、他ブランドをしっかり比較してから選んでほしいですし、ダンロップの中でも『スリクソン』シリーズともバッティングします。
結果的には、ロゴ変更はまあおまけとして、確実に『脱・おじさんクラブ』は実現していると思います。ぜひ最新モデルのXXIOを使ってみてはいかがでしょうか?
その他のおすすめクラブはこちら!
https://amagami-golfgear-labo.jp/golf-dr-2019-epic-m6-ts1-jgr-tw747
https://amagami-golfgear-labo.jp/2019-golf-dr-g410-m6-rmx220-xp1
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