こんにちは、あまがみです。
いつも、あまがみブログをご覧いただきありがとうございます。
ゴルフクラブを選ぶとき、「クラブスペック」を見て性能を判断する場合が多いですよね?
でも、実際クラブスペックの意味ってよく分からない!ってゴルファーも多いと思います。
そこでクラブスペックを少しでも理解できるように、まとめてみようと思います。
クラブスペックの項目はたくさんありますので、項目ごとにシリーズ化していきます。
そして今回は「ロフト」についてご紹介していきます。
ロフト(角)とは?
ロフト角度とは『打ち出し角度』と『スピン量』に影響する数値です。
ロフト角が大きくなるほどボールが上がりやすく、スピンもかかりやすくなります。
リアルロフトとは
よく「リアルロフト」という言葉を聞きますが、実はクラブに表記されているロフトと実際の計測値が違うことがほとんどで(ドライバーの場合)、表示よりも実測値のほうがロフトが寝ている(数値が大きい)ことが多いです。
表示ロフトは10,5°なのに実際の測定値は11,0°ということですね。
これは、ロフトの数値が大きい=シニア、初心者というイメージが付いていて、購入に対してマイナス効果が出てしまうためです。
ただ計測器なしでリアルロフトを調べる術は少ないので、実際リアル店舗で試打してみて、弾道を確認するのが最善です。
インパクトロフト
また、「インパクトロフト」は実際ボールを打ってみてボールが当たった時のロフト角
でスイングの仕方で数値が変わります。
スピンロフト
「スピンロフトは」インパクトロフト+入射角を加味したロフトです。
このへんは、難しい話になるので、言葉だけ覚えているくらいでいいと思います。
ロフト(角)が飛距離に与える影響
先述した通り ロフト角度とは『打ち出し角度』と『スピン量』に影響する数値です。
ロフト角度が多いほど高打ち出しでスピンがかかりやすいです。7番アイアンとPWで打った場合、グリーン上で止まりやすいのは当然PWです。 これは球の高さだけではく、スピン量も影響している結果なのです。
因みに飛びの3要素という、飛距離の基本があるのですが、
・打ち出し角度
・ボール初速
・スピン量
この中の2つの要素を持っているので、ロフトはかなり大事なスペックになります。
打ち出し角度とスピン量の適正値は各メーカーや研究者で意見が分かれます、
あまがみが普段クラブフィッティングをしていて、良い結果が出ているのは、ドライバーの場合
こんな感じなのですが、基本ドライバーの場合は高弾道低スピン、
低弾道はスピンが少し多めの場合が良い結果が出やすいです。
アイアンは、目安ですが、#7アイアンで打ち出し角度20°スピン量5000回転、PWで打ち出し角度28°スピン量6500回転くらいが目安となります。
ウエッジショットで、バックスピンで戻ってくるのは、9000~10000回転くらい出てると思います!(水平面落下時)
ヘッドスピードとロフトの関係
次にこちらの図をご覧ください。
ヘッドスピード | ドライバーのリアルロフト | 飛距離(キャリー) |
37m/s | 9 | 175 |
11 | 181 | |
13 | 186 | |
40m/s | 9 | 206 |
11 | 211 | |
13 | 213 | |
45m/s | 8 | 231 |
9 | 234 | |
10 | 236 |
これを見て頂ければ解るように 打ち出し角度がある程度大きいほうがキャリーはでます。 キャリーの後のランまで考えた場合はスピン量によります。
またロフト角度が影響されやすいのはヘッドスピードの遅いゴルファーで、ロフト角次第では5%ほど距離をロスしている可能性もあったりします。
逆にヘッドスピードの速いゴルファーはロフト角度の影響は少なく、飛距離の影響がでるとすれば、ランの部分の距離でスピン量が大きく影響しますが、飛距離が出るゴルファーは飛距離が出ないゴルファーよりも打ち出し角度が低いことがほとんどで、スピンが少なすぎると、ドロップ(ドライブがかかる)してしまうので、低スピンが一概にいいとは言えません。
ドライバーが飛ばない、アイアンがグリーン上で止まらないという悩みがある人は、まずはロフト角度の見直しをしてみるのも一つの手です。
番手による飛距離の違い
またフェアウェイウッドやユーティリティの場合、ロフト角度が1度違うと飛距離が2~3ヤード変わると言われています。
フェアウェイウッドですと、3Wは15°5Wは18°というのが最近の平均です。
3度ロフトが違いますので、6~9ヤード飛距離が変わってきます。
更に長さが0.5インチ違うと3ヤード違うと言われていますので、1番手で大よそ10ヤードから15ヤードの差がでることになります。
また、注意しなければならないのはアイアンのロフトです。
アイアンは基本クラブには番手表示されています。(7とかPWとか)
昔はどのメーカーも番手に対するロフト角は近い数字で#7アイアンで32~34°の間が多かったのですが、
最近はぶっ飛び系アイアンの台頭で、ロフトの幅が非常に広くなっており#7で25~34と最大3番手ほどのギャップが出ることがありますので、アイアンは必ずロフトのチェックをしたほうが良いです。
アイアンは番手ごとに10y前後の飛距離の違いが出るというのが一般論ですが、
ロフトの多様化により、定説が当てはまらなくなっている現状になります。
以上がロフトについての説明になります。
クラブ選びの際の参考にしてみてください。
ロフト角の影響を受けるスペック「ライ角」
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