こんにちは、あまがみです!
いつも、あまがみブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は、本当に初心者でもわかる、ゴルフクラブの選び方をご紹介いたします!
今回はゴルフクラブの花形、ドライバーの選び方です。
なるべく専門用語や専門知識を入れないで簡潔に説明していきます。
ドライバーとは?
#1ウッドと呼ばれる、主にホールの一番最初(ティーショット)に打つクラブ。
主な特徴として
- 一番飛距離が出やすいクラブ
- 一番長いクラブ
- 一番軽いクラブ
- 一番ヘッドが大きいクラブ
ホールの一番初めのティーグラウンド(平らでティーを使ってボールを浮かせて打てる場所)で主に使うクラブです!
一番長く、一番大きいクラブなのでゴルフセットの「顔」となるクラブで、パターと同様に買替が多いクラブです!
ドライバーで気持ちいいくらい飛ばすことがゴルフの醍醐味の一つでもあります。
ドライバーに求めること。
大きく2つの重要なことがあります。
・飛距離が出ること
・曲がらないこと
他にも構えた雰囲気とか、打感とか打音とかありますが、まずはこの2つです!
そしてドライバー選びもこの2点を重点的に探していくことになります。
そしてゴルフクラブは主にボールが当たる部分「ヘッド」とクラブを握る部分の「グリップ」そしてヘッドとグリップの間にある棒の部分「シャフト」の3つの大きなパーツがあります。
このなかで、特に「ヘッド」と「シャフト」がクラブ選びで重要になります!
これから、初心者の方におすすめなヘッドとシャフトの選び方を紹介していきます。
もし、現在ドライバーをお持ちの方は、今のドライバーで
- どれくらい(何y)飛ぶのか?
- 球の上がりは他の人と比べてどうか?
- 右と左どちらが飛ぶか?
このあたりをあらかじめチェックしておいてください。
初心者向けドライバーの選び方
初心者向けのドライバーの基本的な選び方は現在でも10年前でもそれほど変わりません。
理由としては、現在でも10年前でも(20年前でも)初心者の悩みや改善策は
大きく変わらないからです、その基本的な悩みとして
- ボールがクラブに当たらない
- ボールが上がらない
- 逆にものすごい上に上がる。
- 右に大きく曲がる。
- 曲がらないけど思いっきり左にまっすぐ行く
※左打ちの方は左右は逆になります。
このような感じになります。
これを解決するため、ヘッドとシャフトそして全体のバランスに分けて選び方を説明していきます。
ヘッドの選び方
ヘッドの選び方は大きく分けて以下の通りです
- ヘッドの大きさを選ぶ
- ヘッドの重さを選ぶ
- ヘッドのロフトを選ぶ
- ヘッドのウエイト位置を選ぶ
- ヘッドの重心角を選ぶ
- 可変式ヘッドがあれば非常に便利
赤文字の部分はビアンキの特に押している部分です!
ヘッドの大きさで選ぶ
ヘッドの大きさは体積で表します(CC)ルールの基準として460cc以下と
決められているので、460cc以上の基準外クラブは選ばないほうが無難です。(ルールの話をしたので追記しますが、フェースの反発係数が0,830を超えているものも基準外ですので、選ばないのが無難です。)
ヘッドが大きいメリットとして
- クラブの芯(スイートエリア)が広くなるのでボールがミートしやすい。
- スイング軌道が矯正されるので、左右のミスが軽減する
- ヘッドのたわみが大きくなり飛距離が出る
- 構えた時に大きいヘッドで安心感が生まれる。
もうお気づきかと思いますが、初心者のゴルファーには、もってこいのメリットです、迷わず、ルール上限の460ccのヘッドを選びましょう!(全体の7割くらいは455cc~460ccのヘッドなので、あまり深く考えなくてもOK)
ヘッドの重さを選ぶ
実はヘッド重量というのは公表されていないことが多いので、
ここでは、ヘッド、シャフト、グリップを合わせた総重量でお話しします。
重さに関しては体格や、年齢、パワー等でおすすめが変わってきます
ドライバーの現在の飛距離で大体の重さのおすすめをすると
180y→全体重量260g前後
200y→全体重量280g前後
220y→全体重量290g前後
240y→全体重量300g前後
260y→全体重量310g前後
このあたりが参考値になります。
基本、自身の適正重量よりも軽ければボールの弾道は左、重ければ右に行きますので、実際試打してみて、重量を調整してみてください、
飛距離に関しては物理的に重たいほうが衝突のパワーが大きくなるので飛びますが、ヘッドスピードが落ちてしまったら、逆に飛ばなくなります。
理想としては、ヘッドスピードが変わらないギリギリ重たい重量ということになるので、クラブ重量を替えて方向性が安定して、ヘッドスピードが落ちない重量を見つけてください!
ヘッドのロフトを選ぶ
ロフトはボールの打ち出し角度に影響する部分です
ロフト角の数字が大きいと球が上がりやすく
低いと球は上がりにくくなります。
ボールの打ち出し角は、飛距離の基本「飛びの3要素」の一つです1
飛びの3要素は
- ボール初速
- 打ち出し角
- スピン量
になりまして飛距離を出すには基本この3つのどれかを改善することが前提になります。
この打ち出し角度をクラブのロフトで調整するわけですが、
こちらもドライバーの飛距離で、参考値をまとめています。
- 飛距離200y前後→打出し角度17度、バックスピン量1800回転
- 飛距離250y前後→打出し角度15度、バックスピン量2200回転
- 飛距離300y前後→打出し角度12度、バックスピン量2400回転
※今回はバックスピン量はあまり気にしないでください!
試打したときに上記の打ち出し角度になるよう調整してください
※打ちっぱなしだと打ち出し角度がわからないのでゴルフショップ等の計測器で測ってもらってください。
ヘッドのウエイト位置を選ぶ
ヘッドには重心がありまして、その中でも
- 重心高
- 重心深度
- 重心角
- 重心距離
など様々あります。これらの調整によって、弾道の高さの調整や左右の調整をしているのですが、非常に分かりにくい部分でもあります。(物理学が好きな人は面白いと感じるかもしれませんが…)
ここでは難しい話は全てスキップして、ヘッドのソール(地面に接している部分)のウエイトの位置でクラブ選びをしていきます。
上の図のようにクラブをひっくり返してソール部分を見たときに
ほとんどのクラブはウエイト(重り)が付いています。
このウエイトの位置で、ある程度のクラブの特性がわかります。
ウエイトの前後では球の打ち出し角度(高低)の調整
ウエイトの左右では球の左右の打ち出しの調整をしています。
ウエイトが2つついているクラブは2つの要素が合わさあっていたり
ウエイトの重さを変更して弾道調整できるモデルもあります。
初心者の場合は球があがりにくく、右に行きやすいため
ウエイトが後方についていたり、内側(シャフト側)についているほうが
合う場合が多いでしょう。
クラブの重心角で選ぶ
こちらも難しいので図で説明します。
クラブを机などに置いてヘッドを横から見てみてください
置いたときにクラブのヘッドが傾くのですが、このヘッドの傾きが重心角です
フェース部分が垂直になるほど、左に行きにくく、水平に近くなるほど右に行きにくくなります。初心者の方は右に行きやすいので、水平に近くなるクラブがおすすめです!
https://amagami-golfgear-labo.jp/golf-youdo-jusinkaku
可変ヘッド(カチャカチャ)もおすすめ!
可変ヘッドはレンチでヘッドとシャフトを分解できてシャフトの挿す方向を変えてクラブの性能を替える機能です。
画像はナイキのコバート2.0TOURというドライバーで(ビアンキのマイクラブ)クラブの付け根のねじの部分をレンチで外してシャフトの向きを差し替えることでロフトとフェースアングル(構えた時のフェースの向き)を替えることができます。
これにより、ロフト選びに失敗するリスクがなくなります。
他のメーカーも様々な可変式ヘッドを開発しており、替えられるスペックもそれぞれ違います。
可変式ヘッドにすることで、クラブ選びの失敗のリスクを軽減できます!
シャフトを選ぶ
次にシャフトですがシャフトには大きく2種類ありまして
- アマチュアゴルファー用に設計されたメーカー純正シャフト
- トップアスリートが使用する、社外カスタムシャフト
書いてある通りですがカスタムシャフトはトッププロが使う上級者用のシャフトで、さらに値段も跳ね上がりますので、迷わず純正シャフトを選択しましょう。
選び方は以下の通りになります。
- シャフトの長さを選ぶ
- シャフトの重さを選ぶ
- シャフトの調子を選ぶ
- シャフトのフレックスを選ぶ
シャフトの長さを選ぶ
シャフトの長さはヘッドスピードに影響します。
長ければ、ヘッドスピードが上がり飛距離が伸びますが、操作性が悪くなりボールがミートしにくくなります。
短ければ多少ヘッドスピードが落ちますが操作性が上がり、ミート率は上がります。初心者の方は、ボールをミートさせることが最優先ですので、長いシャフトは避けましょう。
おすすめの長さは45.25インチ~45.5インチ
長くても45.75インチまでにしましょう。
シャフトの重さを決める
先ほどのヘッド重量とリンクします。
ドライバーの飛距離別で
- 180y→30g台で総重量260gの目安
- 200y→40g台で総重量280gの目安
- 220y→50g台で総重量290gの目安
- 240y→60g台で総重量300gの目安
以上を参考にしてください。内容もヘッド重量と同様です。
シャフトの調子を選ぶ
シャフトにはキックポイントと言ってシャフトのどこがよくしなるかという
部分を「調子」というもので表します。
ブリヂストンゴルフさんのHPの説明がわかりやすかったので
抜粋させていただきました。この通り、手元調子はシャフトの手元側でしなるため、球が上がりにくく、つかまりにくい(右にいきやすい)傾向になります。
逆に先調子はシャフトの先端がしなるので、球が上がりやすくつかまりやすい(右にいきにくい)傾向になりますので、初心者の方は先調子、もしくは、クセの少ない中調子がおすすめです。
シャフトのフレックス(硬さ)を選ぶ
シャフトには硬さがあります。
一般的には
- L(レディス)女性用
- A(シニア)シニア用
- R(レギュラー)デフォルトスペック
- SR(RとSの中間)現在の標準スペック
- S(スティッフ)硬め
- X(エキストラスティッフ)プロ用
※メーカごとに基準が違うため、そのシャフトごとの硬さの違いです
例を挙げると、①のシャフトのRフレックスは ②のシャフトのSシャフトより硬いというのはよくあります。
こちらは上記のとおりクラブごとにフレックスの概念が全く違うので、モデルごとで検証しなければいけませんが、ざっくり(とてもざっくり)に言うと
- ドライバー飛距離160y→Lシャフト
- ドライバー飛距離180y→Aシャフト
- ドライバー飛距離200y→Rシャフト
- ドライバー飛距離220y→SRシャフト
- ドライバー府距離240y→Sシャフト
- ドライバー飛距離260y→Xシャフト
おおよそですが参考値ですが、必ず試打で確認してください。
フレックスのフィッティングとしては、先に挙げていた、打ち出し角度と方向性が、理想の値になるかどうか、飛距離が伸びているかどうかで判断してください
ヘッドバランスを決める
最後にヘッドバランスですが、クラブにはバランスというものがありまして
アルファベットと数字の組み合わせで表示されます。
ヘッドが軽いB0123456789C0123456789D012345679重い
の順になります。
こちらは選んだクラブがレディスであればB9~C8
メンズであればC9~D2くらいまでに収まっていれば基本OKです。
たまに中古クラブ等でシャフトの長さが変わっていたり、バランス調整されていて、異常なバランス値になっていることがあります。新品で純正シャフトを選んでいる場合はほとんど問題ありませんので、ここは今のところは重要視しなくてもよいです。(初心者の方でメンズクラブはD0かD1がおすすめです)
以上が初心者向けのドライバーの選び方ですが、基本的に上記の順番どおりに決めていって、決めたものは変更せず進めていってください。
途中であれこれ変えると、何が要因で変化したかわからなくなり迷宮に迷い込みます。一度最後までフィッティングしてから、微調整で変更していってください
最後に上記の内容を踏まえ初心者に使いやすそうなクラブを数本ピックアップします。
初心者におすすめのクラブ
本間 TW-XP1
- ヘッド体積460cc
- 総重量285g(Rシャフト)
- ロフト調整可能(可変式ヘッド)
- ウエイト位置 つかまりタイプ
- 重心角 つかまりタイプ
- シャフト長 45.25インチ
- 調子 先中調子(先調子と中調子の中間
- バランスD1(Rシャフト)
紹介したすべての項目に当てはまるクラブ!
さらに、ソール部の溝がミスショットを軽減、シャフトもMADEinJAPANクオリティで左右に暴れない設計になっています。
PING G410 SFT
- ヘッド体積460cc
- 総重量291g(Rシャフト)
- ロフト調整可能(可変式ヘッド)
- ウエイト位置 つかまりタイプ
- 重心角 つかまりタイプ
- シャフト長 45.75インチ
- 調子 先中調子(先調子と中調子の中間
- バランスD0(Rシャフト)
こちらもほぼすべての項目に当てはまっているクラブ
今、試合で大活躍している、渋野日向子 鈴木愛 比嘉真美子が使っている
G410シリーズの一つ、つかまりがよく、とにかく直進性がよく
「曲がらない!」ととにかく評判のクラブです!
ゴルフクラブは非常に高価なものです、失敗しないクラブ選びができるよう
ビアンキなりに情報を発信していきます。
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